『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスがアッレグリ監督の後任として考えているボローニャのチアゴ・モッタ監督にミランやチェルシーも興味を示しているとのことです。
人気銘柄であるため、争奪戦が勃発する可能性は大いに存在するでしょう。
モッタ監督が来季 2024/25 シーズンに率いる可能性があると指摘されているクラブと監督事情は以下のとおりです。
- プレミアリーグ
- チェルシー: ポチェッティーノ新監督の下で9位と低迷
- セリエA
- ミラン: ピオーリ監督の後任本命のロペテギ監督が不評
- ユベントス: アッレグリ監督解任の噂が根強い
- ボローニャ: 経営陣がモッタ監督の残留を熱望
チェルシーは「ポチェッティーノ監督の下で立て直しに苦戦中であること」が理由です。
来季のチャンピオンズリーグには出場できませんが、チーム戦力と資金力は最も秀でています。「監督が希望するチームに編成してくれる」という点をどう評価するかでしょう。
ミランは「ピオーリ監督の後任で本命のロペテギ監督の評価が芳しくない」ことでチアゴ・モッタ監督の新天地候補として浮上して来ました。
オーナーであるカルディナーレ氏のアドバイザーを務めるイブラヒモヴィッチ氏は現役選手時代に PSG でチアゴ・モッタ監督と同僚でした。「この点は他クラブには存在しない “強み” になり得る」と言えるでしょう。
ユベントスは「『ブランド力』でチェルシーやミランに対して上回っている」と言うことはできるものの、「『監督の意向に沿った選手補強の実現可能性』や『現チームの完成度および業績』は劣っている」と言わざるを得ません。
この状況でチアゴ・モッタ監督がユベントスを選ぶ確証はありませんし、正式発表されるまでは “前言撤回” が可能です。
そうなってしまった場合は『チアゴ・モッタ監督に代わる新監督の指名』と『アッレグリ監督の続投』に選択肢が狭まってしまうため、『プランB』を準備していなければ痛手を負うことになるでしょう。
2024/25 シーズンの開幕が目前に迫った段階でアッレグリ監督から「ディレクター陣への信頼を失った」と辞意を申し入れられる “最悪の事態” も想定できるからです。
空手形でその場を乗り切ることはできても、中長期的にはマイナスの方が大きなってしまいます。チームがピッチ上での結果を残すために欠かせない存在である監督の役割を誰に託す決断をするのかに注目です。