ユベントスは公式サイト上で DF ファクンド・ゴンサレス選手がセリエBのサンプドリアに期限付き移籍をすると発表いたしました。買取オプションなどは付随していません。
ファクンド・ゴンサレス選手は2003年6月生まれの20歳。ウルグアイ・モンテビデオ出身でバレンシアの下部組織で育ち、今夏にユベントスが保有権を獲得した左利きの CB です。
UEFA の主催大会に不参加のユベントスは CB 陣が飽和状態であり、イタリア初上陸のF・ゴンサレス選手は「期限付き移籍で経験を積むこと」が既定路線となっていました。
まずは「ピルロ監督が率いるセリエBのサンプドリアで他を圧倒するプレーをコンスタントに披露することができるか」が注目点になるでしょう。
ちなみに、サンプドリアはファクンド・ゴンサレス選手の買取オプションは有していません。
これは「ユベントスがF・ゴンサレス選手と2026年夏までの3年契約を締結している」ことと「F・ゴンサレス選手を 2024/25 シーズン以降のトップチームの戦力と見なしている」ことの2点が理由でしょう。
“期限付き移籍先の意向次第で手放す可能性がある移籍形態” を採るのであれば、「そもそもF・ゴンサレス選手の保有権を今夏の移籍市場で獲得する必要はなかったのでは?」との指摘を受けることになるからです。
ユベントスにとって悩ましくなるのは「F・ゴンサレス選手がシーズン前半戦から好パフォーマンスを示して2024年1月の移籍市場でセリエAのチームから後半戦だけの期限付き移籍を熱望された場合」でしょう。
F・ゴンサレス選手がサンプドリアで素晴らしい成長曲線を描いてくれることに期待です。