ユベントスは公式サイト上でロレンツォ・デッラヴァーレ選手が MLS のロサンゼルス FC に完全移籍したと発表いたしました。
2023/24 シーズンはBチームでのプレーが予想されていただけに移籍は驚きと言えるでしょう。デッラヴァーレ選手は複数年契約で加入したことがロサンゼルス FC から発表されています。
トリノのあるピエモンテ州カルマニョーラ出身のデッラヴァーレ選手は2004年4月生まれの19歳。
ユベントス下部組織出身の CB で 2022/23 シーズンはプリマヴェーラに在籍。公式戦34試合に出場し、2569分の出場時間を記録した DF の主力選手でした。
2023/24 シーズンはBチーム(= Next Gen)への昇格が既定路線と見られていたのですが、大方の予想に反して『退団』を選択。これは「Bチームに昇格しても出場機会が限定される」と判断したことが理由でしょう。
ユベントスのBチームは「2022/23 シーズンのセリエB昇格プレーオフの出場権を逸した」ため、2023年5月から “プリマヴェーラの試合に出場できる年齢の選手” がBチームから参戦。
デッラヴァーレ選手はカンピオナート最終盤でベンチを暖める試合が続いていました。
- 2022/23 シーズン最終盤でのユベントス・プリマヴェーラの DF 陣
- 右 SB: サヴォナ(20)
- 右 CB: ハイセン(18)
- 左 CB: ムハレモヴィッチ(20)
- 左 SB: ローヒ(19)
Bチームを率いるブランビッラ監督は3バックを採用しているため、CB のポジションは3枠です。ただ、プリマヴェーラでポジションを掴めなかったデッラヴァーレ選手が序列を覆すのは簡単ではありません。
そのため、コンスタントな出場機会が得られる可能性のある MLS に挑戦する判断は(驚きではあるものの)理解できることと言えるでしょう。
ロサンゼルス FC にはキエッリーニ選手が在籍中です。キエッリーニ選手がチームを離れる前にデッラヴァーレ選手がロサンゼルス FC のトップチームでキエッリーニ選手とタッグを組むほどの飛躍を遂げてくれることに期待です。