『トゥット・スポルト』によりますと、レアル・マドリードがヴラホヴィッチ選手に関心を持っているとのことです。“9番タイプ” の選手が不在ではあるものの、本格的な動きはエンバペ選手の動向が見定めてからになるでしょう。
PR
移籍市場が閉まるまで1ヶ月を切った8月初旬にレアル・マドリードが “9番” の選手をリストアップしているのは以下の事情があるからでしょう。
- ベンゼマが退団 → 純粋な “9番” が不在
- “9番” の後継はエンバペが大本命
- PSG との契約で2023年夏に加入する可能性は極めて低い
- 金銭闘争もネガティブ要素
- (エスパニョールから期限付き移籍で加入した)ホセルは実力不足が否めず
ヴィニシウス選手とベリンガム選手で「帳尻を合わせることはできる」でしょう。ただ、“純粋な9番” が不在な状況で「求められる結果を残すことは難しい」と思われます。
これがヴラホヴィッチ選手を獲得候補としてレアル・マドリードがリストアップした理由と考えれます。
ちなみに、レアル・マドリードがヴラホヴィッチ選手を獲得した場合に得られる恩恵と懸念は以下のとおりです。
- ヴラホヴィッチ獲得で得られる恩恵
- 4-3-1-2 で起用可能な “左利きの9番”
- ユベントスが放出に前向きなので移籍金を抑えられる
- 23歳でさらなる成長の余地あり
- ヴラホヴィッチ獲得で生じる懸念
- (来夏に予定されている)エンバペの獲得
- EU域外選手なのでベリンガムの『アイルランド国籍』での登録が前提
最大のネックは「エンバペ選手を獲得できた場合」でしょう。“絶対的主力の9番” を獲得できる可能性が残っているため、今夏でのヴラホヴィッチ選手の獲得は経営的にリスキーだからです。
ただし、レンタル料1000万ユーロで移籍金7000万ユーロの買取オプションが付随した期限付き移籍なら両クラブが合意する可能性はあります。したがって、まずは「レアル・マドリードの現チーム戦力への評価次第」でしょう。
ヴラホヴィッチ選手の去就に新展開があるのかに注目です。