『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、アルトゥール選手にプレミアリーグのアストン・ヴィラやブライトンが関心を示しているとのことです。移籍交渉が進展するかが注目点でしょう。
アルトゥール選手は1996年8月生まれの26歳。2020年夏にピアニッチ選手との交換トレードでユベントスに加入するも上手くフィットせず、2022/23 シーズンはリヴァプールに期限付き移籍をしていました。
ただ、リヴァプールでは太腿の負傷でシーズン終盤まで離脱。公式戦の出場はリザーブチームを含めて4試合256分に終わっています。
トップチームの戦力とならなかったため、リヴァプールは買取オプションは行使の見送りを決定。アルトゥール選手は「ユベントス復帰」が決定した状況です。
しかし、アルトゥール選手が『アッレグリ監督が要求する役割(≒守備力もあるレジスタ)』を満たせないのは 2021/22 シーズンで実証済みです。そのため、2023/24 シーズンも新天地を求めることになるでしょう。
アルトゥール選手の移籍先として名前が浮上したのはアストン・ヴィラとブライトンの2チームです。前者はエメリ監督が率い、後者はデ・ゼルビ監督が率いるポゼッション型のチームという特徴があります。
“中盤でボールが持てるテクニックを有するアルトゥール選手” は『ポゼッションの型』に嵌め込むことができれば、戦力として計算することは十分に可能でしょう。
『監督の要求』にはベストを尽くす献身性とプロフェッショナリズムもあるため、チームが変われば “化ける” 可能性は捨て切れません。これが移籍の噂の源になっていると思われます。
ユベントスは「アルトゥール選手を交換トレードで獲得した際の『帳簿上の減価償却費』を “損切り” せざるを得ない状況」ですし、獲得の申し出を拒むことはないでしょう。
アルトゥール選手の新天地がスムーズに決まるのかに注目です。