ユベントスは公式サイト上でアルトゥール選手がリヴァプールに期限付き移籍で加入したと発表いたしました。なお、アルトゥール選手の契約には買取オプションの権利が付随しています。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
選手アルトゥールの一時譲渡に関する
リヴァプールとの合意事項
トリノ、2022年9月1日 ー ユベントス・フットボールクラブはリヴァプール FC と選手アルトゥール・メロの登録権を2023年6月30日まで一時的に譲渡することで合意いたしました。
費用は450万ユーロ。付帯手数料は30万ユーロが想定されています。
なお、リヴァプールには同選手の登録権を最終的に取得する権利が付与されています。合意した条件は2年分割3750万ユーロです。
急転直下でアルトゥール選手のリヴァプールへの期限付き移籍が決定しました。移籍市場の最終日前日までリヴァプールの名前が浮上していなかったのですから、典型的な駆け込み補強と言えるでしょう。
リヴァプールの中盤 MF 陣はチアゴ・アルカンタラ、オックスレイド=チェンバレン、ナビ・ケイタなど負傷離脱者が相次いだことで “野戦病院” と化しています。
限れられた選手でプレミアリーグの過密日程を乗り切ることは非現実的であり、クラブ側が今夏における多額の投資を必要としないアルトゥール選手の緊急補強で急場を凌ぐ決断をしたのだと考えられます。
アルトゥール選手はブラジル代表が多く在籍するリヴァプールで継続した出場機会を確保すれば、悲願であるカタールW杯行きが現実味を帯びます。そのため、高いモチベーションでプレーに励むことでしょう。
なお、アルトゥール選手との契約に関しては「ユベントスが抱える残りの減価償却費を清算する金額での買取オプション」が付随しています。現状では「行使の見送り」が前提ですが、パフォーマンス次第で状況は変化します。
アルトゥール選手がプレミアリーグで真価を発揮してくれることに期待です。