2022/23 セリエA第32節ボローニャ戦を控え、アッレグリ監督による前日会見が行われましたので概要を紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「私達はネガティブな状態から来ています。直近6試合で5敗です。明日は非常に良い状態のボローニャとの試合であり、状況を変えられる可能性があります。
困難である時期ほど沈黙を保たなければなりません。働かなければなりませんし、喋っても意味はないのです。勝てば官軍、敗ければ賊軍です。私達は反応を示さなければなりません。カンピオナートのアウェイ戦で勝点を落としてるからです。
ドレッシングルームでの選手との対立はありません。ユーヴェが敗けると憶測が働き、事実と異なることを言われるファンタジーが多いのです。
今やるべき唯一のことは真剣に仕事に取り組み、再び勝利するための状態を創造することです。そうすれば常に勝利するのは1つのチームです。そのチームになるために努力を惜しんではなりません。
カンピオナートではまだ目標があります。2位なら昨年より順位は上です。それからヨーロッパリーグ準決勝をプレーすることができます。クラブの目標は常に5月に何かを懸けて戦うことです。
経済的な状況を踏まえると、イタリアのどのトップクラブも目標は来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得でしょう。その目標を達成するために私達はヨーロッパリーグの決勝進出を目指します。
十字架を背負わさせられている?楽しいですし、刺激にもなります。私がいなくなければ、他の人をターゲットにするしかないでしょうね。
キエーザは並外れた選手です。何時でも試合を解決することができます。しかし、10ヶ月の長期離脱があったのです。フィジカル的な充填期間が必要ですし、メンタルバランスを整える時間も必要です。
同じことはポグバにも言えます。彼もまだベストコンディションではありません。
ヴラホヴィッチも内転筋を痛めた経緯があります。状態を戻すには時間が必要です。ただ、これらの状況が技術的にも経済的にもクラブの財産となり得る若手選手の発掘へと結び付きました。
スーレ、ミレッティ、ファジョーリ、イリングは多くの試合に出場しています。ユーヴェで30試合をプレーすることは簡単ではありません。プレッシャーがありますし、成長には時間を要します。
最も難しいのは今です。勝点15を剥奪された時ではありません。クラブは一枚岩でなければならないのです。私達は重要な35日間を迎えています。
問題を承知してユーヴェに戻って来ました。すぐに勝利へ戻ることは簡単ではありませんでした。今年は多くの若手選手が成長しましたし、私は何かを守らなければならないということはありません。
いつも通りに仕事をするだけです。できる限りのことはします。上手く行かなければ、私よりも優れた人がいたというだけです。人生には困難が付き物ですから。
粒ぞろいの選手がいるのですから、私達は勝利の道に戻らなければなりません。シーズン終了後にクラブは評価を下しますし、満足できないのなら決断を下すでしょう。
すべてに勝つことができれば満足ですが、それは不可能です。まずは1つの勝利を取り戻さなければなりません。それが明日の試合です。残りは数えません」