『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがモンツァに所属する左 WB カルロス・アウグスト選手の獲得に興味を示しているとのことです。左 SB は余剰人員を抱えているため、「選手の放出」が条件になるでしょう。
カルロス・アウグスト選手は1999年1月生まれの24歳。ブラジルのコリンチャンスから2020年夏に当時セリエBだったモンツァに加入し、2022/23 シーズンもモンツァの左サイドでレギュラーを張る WB です。
ユベントスがカルロス・アウグスト選手に興味を示す理由は「今季で現行契約が満了するアレックス・サンドロ選手の後任」という狙いがあるからでしょう。
カルロス・アウグスト選手とモンツァとの現行契約は2024年夏まで。今夏で現行契約が残り1年となるため、モンツァが「売却」を選択する可能性があることも追い風になっています。
ただし、ユベントスの場合は「左 SB の人員整理」がカルロス・アウグスト選手の獲得に乗り出す前提条件です。
選手名 | 誕生年月 | 今季の出場成績 |
---|---|---|
ペッレグリーニ 【ラツィオ:A】 |
99年3月 | 9試合・559分 (※ フランクフルト在籍時) |
フラボッタ 【フロジノーネ:B】 |
99年6月 | 17試合・961分 (3アシスト) |
カンビアーゾ 【ボローニャ:A】 |
00年2月 | 21試合・1329分 (2アシスト) |
C・アウグスト 【モンツァ:A】 |
99年1月 | 20試合・1762分 (4得点・3アシスト) |
ユベントスは “左 SB を本職とする若手イタリア人選手” を3人擁しており、近い将来に「どの選手をトップチームに残すのか」の決断を迫られることになっています。
この問題から目を背けてカルロス・アウグスト選手の獲得を先に決めることは経営的に芳しくありません。だから、余剰人員となっている選手の放出を先にする必要があるのです。
アレックス・サンドロ選手の退団が既定路線となっているため、左 SB を本職とする即戦力選手の獲得は必要です。ユベントスのフロント陣が今夏の移籍市場で上手く立ち回ることができるのかに注目です。