2022/23 コッパ・セリエＣ準決勝が行われ、アウェイでフォッジャと対戦したユベントス・Ｂチーム（= Next Gen）はポーリ選手のゴールで同点に追い付くもオグンセエ選手に決勝点を許し、2-1 で惜敗しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 12: ライナ |
| DF | 6: リッチオ 13: ポーリ (C)（→ 28' st. 2: サヴォナ） 42: ハイセン |
| MF | 14: ムラッツィ 30: セルサンティ 28: バッレネチェア 20: イオコラーノ（→ 34' st. 27: ベサッジョ） 41: アケ（→ 28' st. 32: トゥリッキア） |
| FW | 31: ペコリーノ（→ 21' st. 9: ダ・グラカ） 7: セクロフ（→ 21' st. 10: コンパニョン） |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。カンピオナートのパドヴァ戦からは4選手をターンオーバー。ポーリ選手を3バックの中央に配置し、前線はペコリーノ選手とセクロフ選手の2トップで臨みます。
先手を取ったのはフォッジャ。4分に左サイドでボールをキープしたペラルタからのクロスをオグンセエがヘディングで押し込み、フォッジャが1点を先行する。
対するユベントスは14分に右サイドで FK を獲得するとイオコラーノが入れたクロスにハイセンがヘディングで合わせたが、シュートは枠の左へと外れてしまう。
それでもユベントスは21分に右 CK をショートコーナーで再開すると、イオコラーノが入れたクロスをニアでポーリが合わせて 1-1 の同点に追い付くことに成功する。
その後は両チームともに相手 GK を脅かす枠内シュートを放てずに前半は終了。1-1 の同点で後半を迎えることとなる。
後半で主導権を握ったのもフォッジャ。54分にハイセンからのバックパスを右サイドに展開しようとした GK ライナのパスがオグンセエに渡り、オグンセエが左足で難なく押し込んでフォッジャが勝ち越しに成功する。
気落ちしたユベントスを尻目にフォッジャは58分にペラルタが狙うも、シュートは右のサイドネットを直撃。ユベントスは3失点目を免れる。
64分には左 CK が流れたところをペラルタが決定的なシュートを放ったが、これはイオコラーノの身体を張ったブロックに阻まれてスコアは動かない。
結局、防戦一方となったユベントスに流れを変える力は残されておらず。試合は 2-1 で終了し、フォッジャが先勝してセカンドレグを迎えることとなった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督：
「満足はしています。パーソナリティーとクオリティーのあるサッカーをプレーすることができたからです。同時に結果は残念に思います。相手に決定機を与えてしまい、それによって今夜も失点してしまったからです。
結果に関しては批難されるものではありません。セカンドレグで逆転して決勝に進む可能性は残されているからです。
今夜の試合は予想どおりの内容でした。フォッジャがリスタートに長けたチームであることを私達は知っていたからです。私達はボールを上手く保ち、適切なタイミングで相手のレッドゾーンへの侵入を試みていたのです。
それから繰り返しになりますが、1つのエピソードが違いとなります。相手はより信頼性を高め、試合の最後までリードを上手くコントロールしました。
いずれにしてもセカンドレグのシナリオはオープンですし、そこに間に合うよう最善を尽くさなければなりません」
前半は力関係が均衡していましたし、ブランビッラ監督のコメントどおりだったと言えるでしょう。ただ、GK を使ったボール回しの際に生じたミスの代償があまりに大きすぎました。
フォッジャに2度目のリードを許した後は「一方的な試合展開」になってしまったからです。
1つのプレーで流れを手放してしまったことは悔やまれますし、予期せぬビハインドを背負った後にチームとして反発できなかったことは反省点になるべきでしょう。
Ｂチームの次戦は1月22日（日）に予定されているセリエＣ第23節レナーテ戦です。優勝争いの真っただ中にいる上位勢を相手にＢチームの選手がどのようなプレーを披露することができるのかに注目です。
