アリアンツ・スタジアムで行われた 2022/23 セリエA第17節ウディネーゼ戦に 1-0 で勝利したユベントスの監督・選手による試合後コメントを紹介いたします。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「難しい試合になることは分かっていました。膠着した試合で後半はフィジカル的にも良くなりました。早い時間帯に得点できたと思います。前半はミスもあり、ウディネーゼのプレスもありました。
強引なプレーと止めた時に私達はチャンスを作り出しています。
ゴールが決まらなければ引き分けです。選手たちは良かったですし、異なる姿勢を見せていました。彼らはわずかな違いを作り出していますし、プレーしていない全員に信頼を与えることになります。
私達はナポリ戦の前に良い試合をしましたが、1歩ずつ進まなければなりません。トップを追走するために今日は勝利が重要でしたし、ナポリは異次元のペースを刻んでいます。
私達の下馬評は高くないですし、シーズンは最後の2ヶ月で決するものです」
フェデリコ・キエーザ選手:
「最初にヴィアッリへの想いを馳せたいと思います。彼は偉大な人であり、彼に出会えたことは幸運でした。カンピオーネだったことが理由ですが、人としてもカンピオーネでした。
欧州選手権では彼は追加選手でしたし、感情が高ぶっています。今夜の勝利は彼に捧げます。
アシスト?立ち止まっていましたから最善を尽くしたいと思っています。2022年は難しい1年だったからです。
そのことは過去の出来事にします。今はピッチ上のことに集中していますし、自分の基礎レベルを取り戻してチームが目標を達成する手助けのためのハードワークをなければなりません。
私達はアッレグリが目標を上げなければならないと言うように伸びていると思います」
ダニエレ・ルガーニ選手:
「今夜の最初は繊細でした。それから私達が困難になると知っていた試合が始まりました。ウディネーゼはフィジカル的でコンパクトなチームです。彼らは私達にハードな時間を過ごさせました。
私達は良い状態で試合に留まり、失点の可能性はほとんどありませんでした。それから試合の膠着が浮上したのです。最も重要なのは勝利です。
私も自分のパフォーマンスに満足していますし、自分の手を差し伸べることを常に望んでいます。ここにいる誰もが私のことを何年も知っていて私が起用できることも知っています。
後半戦は試合数が多いですし、そこで自分の力を発揮したいと思います」
ウディネーゼの攻撃を封じるために必要と考えられた部分において「的確な選手起用」が光った試合と言えるでしょう。そのため、試合を通してピンチがほとんどありませんでした。
- 相手 CF ベトとのデュエル
→ ルガーニが問題なく対処 - ウドジェとマッチアップする右 WB の人選
→ 先発起用のマッケニーがデュエルで優勢 - サクセスやアルスランなど2列目の攻撃参加
当初はラビオ選手を保険で右インサイドハーフに配置していましたが、15分すぎにはミレッティ選手を右サイドに配置。“右サイドで” ディ・マリア選手やマッケニー選手とのコンビネーションによる崩しを期待される形になっていました。
ただ、この試合で右サイドを担当した選手たちがコンビを組んだことはほとんどないため連携面で課題が残ったことは否定できません。今後も成熟度が課題として露呈することは避けられないでしょう。
チームにとっての朗報は「モットーである "Fino alla Fine" を体現して勝利を手にする DNA が復活したこと」です。2試合連続で土壇場での勝利を手にしたことはティフォージを喜ばせる内容だったと言えるでしょう。
良いチーム状態でナポリとの大一番を迎えることができるだけにアッレグリ監督が結果を手にする最善策を打つことができるのかに注目です。