スタディオ・ジョヴァンニ・ツィーニで行われた 2022/23 セリエA第16節クレモネーゼ戦に 0-1 で勝利したユベントスの監督・選手による試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「この試合が難しくなることは分かっていました。クレモネーゼはプレスをかけ、走り、上手く組織されていて優れたフィジカルもあるからです。ですから、私達は選手を称えなければなりません。
前半は多くの技術的なミスがありました。しかし、52日もの中断からピッチに戻ってプレーすることは簡単ではありません。多くの未知があるからです。
後半は良くなりましたし、早い時間帯での得点も可能だったと思います。ですが、あと1歩でした。
ベンチには重要な選手たちがいましたし、彼らは出場後によくやってくれました。ラビオは少ない練習機会の中で良かったです。ケーン、イリング、キエーザ、そしてパレデスもです。
ディ・マリアは良くなっています。今日のトレーニングで打撲を負いましたが、状態は上がっています。ヴラホヴィッチ、クアドラード、ポグバも同様に状態は良くなっています。
全員が必要とされていますし、私達には重要な選手層があります。やらなければならない仕事がありますし、常に改善を考えなければなりません。しかし、現状のメンバーに満足していることも事実です」
アルカディウシュ・ミリク選手:
「この勝利を本当に嬉しく思います。新年で良いスタートを切ることが重要でした。私達は多くのパスミスをしてしまいましたが、重要なのは勝点3です。これを継続しましょう。
FK?ヴラホヴィッチとともにたくさん練習していますから。あとはピッチ上でのフィーリング次第です。これから全員が戻って来るでしょう。私達は最高の形でプレーをする準備ができています」
苦しみながらも「勝利」という結果を手にしたのですから、結果は称えられるべきです。その一方で「シーズン後半戦に向けての課題」も示される試合になりました。
クレモネーゼ戦では「DF と MF のライン間でボールを引き出せるミレッティ」と「DF ラインの裏に抜け出せるマッケニー」による『左サイドの攻略』を期待して配置したものの不発。中盤を支配することはできませんでした。
また、右サイドでは WB で起用された2選手に守備意識が強く働いたことで “WG としての攻撃参加” が影を潜め、やや距離がある位置からのミドルシュートで相手ゴールを脅かすに留まるという改善の余地が見受けられました。
いずれの課題も「練度の向上」でプレーのクオリティーは改善すると期待できます。したがって、アッレグリ監督が実戦を通してどのように選手起用をするのかがポイントになるでしょう。
次節の相手であるウディネーゼには左 WB にウドジェ選手がいるため、ユベントスは「右 WB の仕事ぶり」が重要になるのは明らかです。アッレグリ監督がどのような対応策を講じるのかにも注目です。