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【採点】 2022/23 セリエA第17節 ユベントス対ウディネーゼ

 2022/23 セリエA第17節が行われ、ホームにウディネーゼを迎えたユベントスは86分のダニーロ選手のゴールで 1-0 の勝利を手にしました。

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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表1:先発メンバー(2022/23 セリエA第17節 ウディネーゼ戦)
  Juventus FC
[3-5-2]
Udinese Calcio
[3-5-2]
GK 1: シュチェスニー 1: シルベストリ
DF 6: ダニーロ (C)
24: ルガーニ
12: A・サンドロ
50: ベカン
29: ビヨル
18: N・ペレス
MF 8: マッケニー
25: ラビオ
5: ロカテッリ
20: ミレッティ
17: コスティッチ
37: ペレイラ (C)
4: ロヴリッチ
11: ワラシ
6: マケンゴ
13: ウドジェ
FW 22: ディ・マリア
18: ケーン
7: サクセス
9: ベト

 ユベントスのアッレグリ監督は 3-5-1-1 を選択。ウドジェ選手対策でマッケニー選手を右 WB で起用し、ラビオ選手も右サイドに配置。前線はケーン選手とディ・マリア選手の2トップで臨みます。

 対するウディネーゼのソッティル監督は 3-5-2 を選択。こちらはベト選手とサクセス選手の2人に2トップを託し、ミラーゲームでフィジカル面による違いを出す狙いで試合を迎えます。

 

 両チームが相手のカウンターを警戒する中で最初に決定機を作ったのはウディネーゼ。18分に左 CK をファーサイドでワラシが頭で合わせるも、これは GK シュチェスニーがストップ。

 対するユベントスは直後の19分に左サイドで得た FK をディ・マリアが中央に送ると、ルガーニが強烈なヘディングシュート。しかし、こちらは GK シルベストリが好守で応戦する。

 ウディネーゼは26分にダニーロのクリアミスがマケンゴに渡る幸運が訪れたがシュートを打ち切れず。ユベントスは27分にケーンが混戦からボレーで狙ったものの正確性を欠いてしまう。

 それでもユベントスは38分に右サイドでのパス交換からディ・マリアがラストパスを送ると、反応したケーンがダイレクトシュート。だが、これも GK シルベストリの飛び出しに阻まれてノーゴール。

 前半は互いに均衡を破れず、0-0 で折り返すこととなる。

 後半で先にチャンスを作ったのはユベントス。55分にコスティッチがロカテッリのスルーパスに反応してシュートを放ったが、これも GK シルベストリに阻まれてしまう。

 一方のウディネーゼは60分にベトのポストプレーからベカンが左足で狙ったが、これは GK シュチェスニーが難なく処理。その後はアルスランやワラシがミドルシュートを放つもユベントス守備陣のブロックの前に攻撃が沈黙してしまう。

 試合が動いたのは引き分けが現実味を帯びた86分。ユベントスは右 CK が流れたところをルガーニが回収して攻撃をやり直すと、パレデスの浮き球フィードに反応したキエーザが折り返し、中央に詰めたダニーロが押し込んで土壇場で先制に成功する。

 リードを得たユベントスはウディネーゼに思うような反撃を許さず。逆に91分にラビオのスルーパスに反応したキエーザに追加点のチャンスが訪れたが、これはウディネーゼ守備陣のブロックに阻まれてノーゴール。

 それでもダニーロのゴールを守り切ったユベントスがクリーンシートでリーグ戦8連勝を達成した。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は以下のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.0
  限られたシュートセーブの機会で堅実なプレーを披露。最後尾で安定感を示していた。

DF: ダニーロ 7.0
  連戦でのフル出場となったがプレー内容は向上。チームに勝点3をもたらすゴールを決め、主将としてもチームを牽引していた。

DF: ルガーニ 6.5
  久しぶりの先発出場で求められた仕事を完遂。先制点が決まっていれば評価はダニーロと逆だっただろう。

DF: アレックス・サンドロ 6.0
  プレゼントパスなど危なっかしいプレーはあったが、3バックの一角として及第点のプレーを見せた。良い形でシーズンを締めくくることができるのかが問われている。

WB: マッケニー 6.0
  ウドジェに試合を通して持ち味を発揮させず、後半にはインサイドハーフを務めるなど戦術的な役割を全うする。スペースへのフリーランニングを活かせており、伸び代が期待できるプレーだった。

MF: ラビオ 6.5
  ウドジェ対策で右サイドでスタート。15分すぎから左サイドに戻り、フィジカルを活かしたプレーで中盤に君臨。好守両面でダイナミックさを示していた。

MF: ロカテッリ 5.5
  疲労もあってかチームと同様に硬さのあるプレーで内容は不完全燃焼だった。

MF: ミレッティ 6.0
  フィジカル自慢のウディネーゼを相手に中盤でも消えなかったことは収穫。その一方で DF ライン裏のスペースを活かしたプレーやゴール前でのトラップの選択が反省点となった試合だった。

WB: コスティッチ 6.0
  ペレイラとの技巧派対決に汗を流す。その中で左サイドからクロスや CK の奪取でチームに貢献。縁の下の力持ちとして献身性を示した。

FW: ディ・マリア 6.0
  トップ下でボールを引き出し、前線にラストパスに供給する役割で存在感を発揮する。復帰初戦として上々のパフォーマンスだったが、交代直前にピッチ上でストレッチをしていたことが懸念材料。

FW: ケーン 6.0
  ウディネーゼの CB 陣に潰されることなく CF としてポストプレーなどにも奮闘。ディ・マリアからのスルーパスに反応して枠内シュートを放つなど貪欲なプレーでゴールを狙い続けていた。

 

【交代選手など】

MF: パレデス 6.5
  62分にロカテッリとの交代で出場。中盤で闘志みなぎるプレーを披露し、決勝点の起点となるパスをキエーザに通した。DF ラインが撤退する際の守備の精度を高めることが課題だ。

FW: キエーザ 6.5
  ミレッティとの交代で62分から出場。最初は右 WB に入り、ファジョーリが投入された後は左 WB に回る。持ち前のスピードで縦に抜け出し、値千金の決勝点をアシストして存在感を見せ付けた。

FW: ミリク 5.5
  ディ・マリアとの交代で66分から出場する。試合に上手く入ることができず、この試合での存在感はなかった。

MF: ファジョーリ ー
  コスティッチに代わって80分から出場。右インサイドハーフでプレーする。

FW: スーレ ー
  80分にケーンとの交代で出場機会を得る。ディ・マリアが担っていたトップ下に入り、ゴールを狙って奔走していた。

 

アッレグリ監督 6.5
  前節よりも決定機を自分たちで作り出せていたことがプラス。前半で先行できなったのは今節でも相手 GK が当たっていたからだ。それでも最後には勝ち切るというユベントスの DNA を復活させたことは大きい。次節のナポリとの大一番が楽しみだ。

マルケッティ主審 6.0
  ゴールが決まっていればオフサイドだった可能性があるシュートは存在したが、審判団として物議を醸すような判定はなかった。