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【採点】 2022/23 セリエA第38節 ウディネーゼ対ユベントス

 2022/23 セリエA第38節が行われ、アウェイでウディネーゼと対戦したユベントスはキエーザ選手のゴールで 0-1 の勝利を手にしました。アタランタとローマも勝利しているため、ユベントスの最終順位は7位のままです。

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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表1:先発メンバー(2022/23 セリエA第38節 ウディネーゼ戦)
  Udinese Calcio
[3-4-2-1]
Juventus FC
[3-4-1-2]
GK 1: シルベストリ 1: シュチェスニー
DF 14: アバンクワー
18: ネウエン・ペレス
67: ゲッサン
15: ガッティ
19: ボヌッチ (C)
6: ダニーロ
MF 37: ロベルト・ペレイラ (C)
24: サマルジッチ
11: ワラシ
13: ウドジェ
26: トヴァン
4: ロヴリッチ
11: クアドラード
5: ロカテッリ
25: ラビオ
17: コスティッチ
20: ミレッティ
FW 9: ベト 7: キエーザ
14: ミリク

 ウディネーゼのソッティル監督は 3-4-2-1 を選択。ベト選手を1トップに2列目にはトヴァン選手とロヴリッチ選手を配置する布陣で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督 3-4-1-2 を選択。キエーザ選手とミリク選手が2トップを組み、トップ下のミレッティ選手は必要に応じて中盤に下がって 3-5-2 への可変が可能な陣容で試合に臨みます。

 

 最初にチャンスを作ったのはウディネーゼ。4分にトヴァンが左サイドを縦に持ち出してクロスを入れて中央でベトがヘディングで狙うも、ボールはクロスバーの上を通過する。

 対するユベントスは23分に左サイドの深い位置で FK を獲得するとクアドラードがファーポストを狙った強烈なシュート。しかし、相手 DF がわずかに触れて軌道が変わったことでボヌッチは押し込めず。

 ボヌッチは31分にミリクが右 CK から放ったヘディングシュートをヘディングで再加速させるもシュートはクロスバーを直撃。決定機をゴールに結びつけることができない。

 ユベントスはその流れからカウンターを発動させようとしたウディネーゼからラビオがボール奪取をし、逆にカウンターを発動。最後はキエーザがR・ペレイラに引っ張られながらシュートを枠に飛ばしたが、GK シルベストリが右足でストップ。

 前半は両チームともに均衡を破ることはできず、0-0 で終了する。

 後半も主導権を握るユベントスは61分に前線での細かいパス交換からミリクの縦パスを右サイドで受けたフリーのラビオが右足でシュート。だが、フルスイングで正確性を欠いたシュートはサイドネットに突き刺さってしまう。

 試合が動いたのは68分。イリングからの横パスを受けたロカテッリが縦に持ち出してペナルティーエリア内でキエーザにラストパス。これをキエーザが右足で決め切り、ユベントスが待望の先制点を奪うことに成功する。

 一方のウディネーゼは失点直後の70分にロヴリッチがロングドリブルの勢いを活かしてミドルシュート。しかし、枠を捕らえた強烈なシュートは GK シュチェスニーが好守で応戦して同点ゴールは許さない。

 ウディネーゼは83分に今後は CB ネウエン・ペレスのロングシュートがゴール右下を捕らえたが、これも GK シュチェスニーが好セーブで応戦。ユベントスの守備ブロックを崩し切れずに時間が経過する。

 ユベントスは2点目のチャンスを決め切れなかったものの、キエーザが決めた虎の子の1点を守り切ることには成功。試合は 0-1 で終了し、リーグ7位で UEFA カンファレンスリーグの出場権を手にした。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.5
  後半に2本の好セーブでチームの勝利に貢献。正 GK として良い形で激動のシーズンを締めくくった。

DF: ガッティ 6.0
  怪しい対応で危ない場面を作られたりもしたが、課題を少しずつ克服して成長したプレーで最後まで役割を全うする。

DF: ボヌッチ 6.0
  セットプレーでの存在感がこの試合では光っていた。来季の身の振り方が今後の注目点になるだろう。

DF: ダニーロ 6.5
  最終ラインでの事実上のリーダーとして攻守両面でアクセントを加える。不在時の影響が大きいため、どのように起用するかが来季以降の重要なポイントになることは否定できない。

WB: クアドラード 6.0
  ウドジェとのマッチアップだったため目立つことはできず。その一方で相手にも自由に貢献させておらず、上手く渡り合っていた。

MF: ロカテッリ 6.5
  中盤での役割をラビオと上手く分担する。キエーザの先制点を良い形でアシストするなど尻上がりにパフォーマンスを上げていた。

MF: ラビオ 6.0
  普段どおりにチームのために汗をかき続けていた。61分の絶好機でシュートを枠に飛ばせなかったことは残念だが、今季の貢献を考えると大きな批判を受ける筋合いはないだろう。

WB: コスティッチ 5.5
  3月の代表戦ウィーク頃に崩したコンディションが戻ることはなかった。シーズンオフの間に十分な休養を確保し、回復に努めることが鍵になるだろう。

OMF: ミレッティ 6.0
  相手ペナルティーエリア付近でポテンシャルの高さを示すプレーを披露。シーズンを最後まで戦い抜く体力を付けることが来季の課題だ。

FW: キエーザ 7.0
  縦への突破力でフィニッシュにまで持ち込み、先制点の場面では思い切り良くシュートを放っていた。周囲の状況を把握した上での最適なプレーの選択ができるかが成長の分かれ目になるだろう。

FW: ミリク 5.5
  CF として先発出場していたが、インパクトをほとんど残すことはできなかった。去就は不透明である。

 

【交代選手など】

WB: イリング 6.5
  46分にコスティッチとの交代で出場。出場直後から左サイドで存在感を発揮し、ウディネーゼ守備陣を悩ませる存在となっていた。

FW: ディ・マリア 6.0
  62分にミレッティとの交代で出場する。持ち前のテクニックを最終戦でも見せていたが、シュートが GK 正面を突くなど肝心な所で勝負強さを発揮することはできなかった。

MF: パレデス ー
  キエーザとの交代で78分から出場。

FW: ケーン ー
  ミリクに代わって78分から出場する。

DF: ルガーニ ー
  ボヌッチとの交代で93分から投入される。

 

アッレグリ監督 6.0
  消化試合となったアウェイでの最終戦を勝利で終えたことはプラスに評価されるだろう。シーズン後半戦はピッチ外の騒動に見舞われ、それでもピッチ上でチャンピオンズリーグ出場権を手にするだけの結果を残したことは大きい。

グイダ主審 5.5
  接触プレーの判定基準には疑義が残る内容だった。試合結果に影響しなかったことが救いと言わざるを得ない。