2022/23 セリエC第17節が行われ、ホームにサンジュリアーノを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)はコンパニョン選手のゴールで 1-0 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 12: ライナ |
DF | 2: サヴォナ(→ 14' st. 14: ムラッツィ) 6: リッチオ (C) 4: ムハレモヴィッチ 26: バルビエリ |
MF | 24: パルンボ(→ 26' st. 27: ベサッジョ) 28: バッレネチェア 20: イオコラーノ(→ 26' st. 8: ズエッリ) |
FW | 10: コンパニョン(→ 37' st. 21: リパーリ) 11: クドリッジ(→ 14' st. 25: チェッリ) 7: セクロフ |
ブランビッラ監督は 4-3-3 を選択。リッチオ選手とムハレモヴィッチ選手が CB でコンビを組み、前線はクドリッジ選手を CF に両翼からコンパニョン選手とセクロフ選手がサポートする布陣で試合に臨みます。
最初にチャンスを作ったのはサンジュリアーノ。ユベントスのビルドアップで生じたミスを突き、最後はミラコリが左足でシュートを放つもボールは枠外へと飛んでしまう。
サンジュリアーノは18分にもカウンターを発動させるとスルーパスに反応したフシが枠内シュート。だが、GK ライナが CK に逃れる好セーブを見せてゴールを守り切る。
対するユベントスは23分に左サイドのセクロフが入れたクロスに逆サイドからコンパニョンが飛び込んだが空振りで決定機を逸してしまう。
ユベントスは33分に右サイドの深い位置で得た FK をパルンボが直接狙ったが、シュートはクロスバーを叩いてゴールとはならず。前半は互いに譲らず、0-0 で折り返すこととなる。
後半で先に決定機を掴んだのはホームのユベントス。48分に左サイドからのクロスにイオコラーノが頭で合わせたが上手くミートし切れず GK ダルテリオが辛くもストップする。
スコアが動いたのは62分。ユベントスはセクロフがロングドリブルでボールを持ち上がると、ファイナルサードで右サイドのコンパニョンにラストパス。右サイドから中央にカットインしたコンパニョンが左足での強烈なシュートを突き刺し、ユベントスが先行する。
対するサンジュリアーノは69分に深い位置でボール奪取に成功したキュロスが角度のない位置から狙ったがシュートは GK ライナが CK に逃れる好守で応戦。ゴールは許さない。
サンジュリアーノは89分にズエッリのバックパスに反応してボールを奪取したデ・レスピニスが左足で狙ったが、GK ライナの飛び出しに阻まれてノーゴール。
試合は 1-0 で終了し、ユベントスが勝点3を積み重ねた。
なお、試合後にブランビッラ監督は次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「サンジュリアーノの方が試合への入りが良く、私達にプレッシャーをかけてドリブルを阻害して来ました。その後は私達が距離を取ったことで試合が拮抗し、私達が良いチャンスを作り出したことで後半は良いスタートを切れました。
個のプレーが違いとなりました。今日は簡単な試合ではなかったですし、セリエCでは細部が鍵になるのは何度も言っていることです。
離脱中の選手?私達は大きな選手層を有しています。離脱による影響が最小限になるように私達は管理を行っています」
不正会計疑惑でクラブが揺れている状況でBチームは勝利を手にしました。この勝利によって落ち着きを取り戻して次節以降に臨めることでしょう。
今節サンジュリアーノ戦では左 WG で先発したセクロフ選手が個の能力で優位性を確保しており、それによって作り出された決定機が勝利を呼び込む結果となりました。
その一方で反省点は「自陣深くでの安易なボールロスト」です。相手にボールをプレゼントする形になって危ない場面を許していたことから「警戒を怠らないこと」が今後に向けての課題となるでしょう。
Bチームの次戦は12月7日(水)に予定されているコッパ・セリエCの準々決勝パドヴァ戦です。
実力と経験のある強豪とのアウェイ戦での一発勝負です。今節よりも集中力が要求される試合となるため、若い選手たちが反省を活かしたプレーを披露してくれることに期待です。