『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、“左利きの CB” が補強ポイントになっているユベントスがザルツブルクに所属するセルビア代表のパヴロヴィッチ選手に興味を示しているとのことです。
ユベントスの補強ポイントに合致しているものの、パヴロヴィッチ選手の獲得が実現するかは「現所属クラブや獲得を狙う他クラブの意向次第」と言えるでしょう。
現状を整理すると以下のようになります。
- ユベントスがパヴロヴィッチ選手を獲得すべき理由
- 左利きの CB で補強ポイントに合致
- 2001年5月生まれの21歳(で身長 190cm 超)
- セルビア代表の2人が主力として在籍中
- パヴロヴィッチ選手の獲得が難航する要素
- 所属先であるザルツブルクとの獲得交渉
- “左利きの CB” を欲するクラブとの争奪戦
ユベントスは「CB が補強ポイント」になっており、“左利きの CB” は1人も(トップチームには)在籍していません。だから、左利きの CB であるパヴロヴィッチ選手は「移籍金を払って獲得する価値のある選手」になるのです。
ただ、ユベントスがパヴロヴィッチ選手を簡単には獲得できないと思われる理由もあります。
1つは「パヴロヴィッチ選手が2022年夏にモナコからザルツブルクに完全移籍した選手」であることです。ザルツブルクとは2027年夏までの契約が締結されており、ザルツブルクが売却を急ぐことはないでしょう。
もう1つは「 “左利きの CB” を欲しているのはユベントスだけではない」ことです。利き足はポゼッション時に「身体の向き」の関係で影響が生じるため、将来性のある “左利きの DF” はどのクラブも評価します。
21歳と若いパヴロヴィッチ選手の獲得は今夏にリールからニューカッスルに移籍したボトマン選手(オランダ代表)のような争奪戦になる可能性が十分にあり得ます。
この点がユベントスにとっての懸念点になるでしょう。
ユベントスの首脳陣が2023年夏の移籍市場までに補強が必要となっている CB 陣をどうするのかに注目です。