2023/24 セリエC第21節が行われ、ホームにレカナテーゼを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)は1人少ない相手にムハレモヴィッチ選手のゴールで追い付き、1-1 の引き分けに終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ダッファラ |
DF | 2: サヴォナ 13: ポーリ (C)(→ 46' st. 31: スティヴァネッロ) 5: ムハレモヴィッチ |
MF | 15: コメネンシア(→ 1' st. 36: アンジェレ) 29: サリフォ(→ 17' st. 20: イオコラーノ) 26: ダミアーニ(→ 17' st. 21: パルンボ) 7: ハサ 19: ローヒ |
FW | 17: ジェッラ 44: セクロフ(→ 24' st. 9: チェッリ) |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。前節ペスカーラ戦からは2選手を入れ替え、3バックの中央には OA 枠のポーリ選手を配置し、前線はジェッラ選手と先日チームに復帰したセクロフ選手の2トップで試合に臨みます。
最初に惜しい場面を作ったのはユベントス。7分にジェッラが右45度の位置から素早く右足を振り抜くも相手 DF のスライディングタックルでコースを消されたシュートは枠を捉えず。
対するレカナテーゼは18分に左サイドからのクロスにスバッフォがヘディングで応えたが、シュートは左ポストに阻まれて絶好の先制機を逸してしまう。
ユベントスはその直後に右サイドをすり抜けたサリフォのシュートが枠を捉えたが、シュートは GK メリが的確な好セーブ。両チームともに均衡を破れない時間が続く。
このまま前半終了かと思われた44分にドリブル中のセクロフに対し、ペリスコが後方からのスライディングタックルで一発退場。前半は 0-0 で終了したものの、レカナテーゼは後半を1人少ない状況で戦うことを強いられてしまう。
だが、先手を取ったのはレカナテーゼ。59分にシバが右サイドから入れた浮き球のクロスにスバッフォがハイキックのボレーシュートで決めて先制に成功する。
1人少ないレカナテーゼの守備ブロックに有効打を放てないユベントスは74分にイオコラーノが入れた右 CK にムハレモヴィッチが豪快なヘディングシュートで応えて 1-1 の同点に追い付く。
残り時間15分で逆転したいユベントスだったが、勝点奪取のために割り切って守備を固めるレカナテーゼの守備網を再度こじ開けることはできずに試合終了のホイッスル。
試合は 1-1 で終了し、両チームが勝点1を分け合うこととなった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「勝点2を取りこぼして離れることになります。私達は勝つために来ましたし、そうする機会は得ていました。ゴールまで残り 16m の位置までは頻繁に侵入しましたが、正確ではありませんでした。
数的優位だったにも関わらず、明確性がほとんどなかったのは残念です。
レカナテーゼはセットプレーで私達を攻撃するプランで試合に臨んでいました。引き分けという結果を私達は持ち帰りますが、結果は私達に継続性を与えてくれます。まだ数多くの試合が私達には残っていますから」
シーズン前半戦の出来を考えると「アウェイ戦で勝点1を持ち帰ったこと」はポジティブに捉えることができるでしょう。
一方で「1人少ない相手に先行されて辛くも引き分けた結果」は深刻です。理由は「今節では OA 枠をフル活用(=同時出場可能3選手で計270分の出場時間を記録)していたから」です。
“センターライン” にオーバーエイジ枠の選手が常にいた状態で容認される試合運びではありません。ブランビッラ監督が「残念」と不満を口にするのは当然のことでしょう。
Bチームの次戦は1月20日(土)に予定されている 2023/24 セリエC第22節リミニ戦です。
後半戦で巻き返すためには「的確な試合運びで勝点をコンスタントに獲得していくこと」が求められます。今節レカナテーゼ戦での反省を活かしたプレーを披露することができるのかに注目です。