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Bチーム: コンパニョンのゴールで先制も後半アディショナルタイムの失点でプロ・パトリアと引き分ける

 2022/23 セリエC第33節が行われ、ホームにプロ・パトリアを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)はコンパニョン選手のゴールで先制するも後半アディショナルタイムに追い付かれ、1-1 の引き分けに終わりました。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表:出場選手一覧(2022/23 セリエC第33節 プロ・パトリア戦)
  選手名
GK 12: ライナ
DF 6: リッチオ
13: ポーリ (C)
42: ハイセン
MF 30: セルサンティ
8: ノンジェ(→ 12' st. 40: ユルディズ)
17: ボネッティ(→ 12' st. 2: サヴォナ)
27: ベサッジョ
11: クドリッジ
FW 10: コンパニョン
25: チェッリ(→ 12' st. 9: ダ・グラカ)

 ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。前節ヴェルチェッリ戦からは3選手の入れ替えを実施し、プリマヴェーラを主戦場にするノンジェ選手がBチームで初出場・初先発。前線はコンパニョン選手とチェッリ選手の2トップで臨みます。

 

 最初にチャンスを作ったのはユベントス。3分にノンジェが挨拶がわりのミドルシュートをゴール左下に飛ばすが、GK デル・ファヴェロがストップ。こぼれ球をチェッリが押し込むもオフサイドでゴールは認められない。

 対するプロ・パトリアは27分にベルトーニからの縦パスを受けた左 WB のヴェッツォーニが切り返して右足で狙ったが、シュートは枠の右へと外れてしまう。

 試合が動いたのは33分。ユベントスは攻撃参加をしたハイセンが左サイドから中央に折り返しのクロスを入れるとコンパニョンが左足でダイレクトシュート。このミドルシュートがゴールに突き刺さり、ユベントスが先制に成功する。

 一方のプロ・パトリアは38分にスタンツァーニが放ったシュートのこぼれ球をヴェッツォーニが押し込んだが、オフサイドでゴールは認められず。前半はユベントスが1点のリードで折り返す。

 後半で先にチャンスを作ったのもユベントス。47分にチェッリがカウンターからミドルシュートを枠内に飛ばしたが、GK デル・ファヴェロの横っ飛びセーブと左ポストに阻まれて追加点とはならず。

 プロ・パトリアは56分にスタンツァーニが放ったシュートが右ポストに阻まれ、72分に浮き球のフィードに反応したフェッリのシュートが枠の左に外れるなど試合を振り出しに戻すことができない。

 ユベントスは79分にユルディズのスルーパスに抜け出したコンパニョンが GK との 1対1 の場面を迎えたが、シュートは GK デル・ファヴェロが身体に当ててブロックに成功。ユベントスは相手を突き放すことができない。

 このまま逃げきりかと思われた91分にプロ・パトリアが入れたロングボールを GK ライナと DF ハイセンが互いに処理を任せようと中途半端な対応になったところをピトウにボールを奪われて同点ゴールを献上してしまう。

 結局、試合は 1-1 で終了。ユベントスにとっては勝点2を取りこぼす手痛い引き分けとなってしまった。

 

 なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。

マッシモ・ブランビッラ監督:
「プロ・パトリアによる得点は私達の経験の少なさに起因するものです。もう少しの経験があれば、ペナルティーから可能な限り遠くに蹴り出せていたでしょう。

 忘れてはならないのは2005年生まれの選手が3人も出場していたことです。ハイセンのミスは若さが出たものに過ぎません。残念なことは確かです。非常に重要な勝利に手が届いていたのですから。しかし、私達は良い試合をプレーしました。

 あのエピソードを除けば、選手たちを批判することは何もありません。選手たちはすべてを出し、負傷離脱者に見舞われた簡単ではないシチュエーションに適応していたからです。

 私達にとっては1試合1試合が成長の機会です。セリエCは非常に競争的なリーグであり、そこでプレーすることは私達にとって重要なインセンティブになるでしょう」

 




 

 前半は一進一退でしたが、ユベントスが1点のリードを手にして終了。後半には追加点の機会が2度は訪れていました。決定力に関しても反省点とすべきでしょう。

 試合の最終盤に「味方に処理を任せる形」となって同点ゴールを献上してしまったのは残念なことです。

 育成年代の若手選手によるミスは起きるものであり、重要なのは「ミスを乗り越えて良い形で再スタートを切ることができるか」です。精神的な部分での成長を示すことも重要になるでしょう。

 

 Bチームの次戦は3月26日(日)に予定されているセリエC第34節マントヴァ戦です。今節で獲得し損ねた勝点3を持ち帰ることができるのかに注目です。