2022/23 カンピオナート・プリマヴェーラ第10節が行われ、アウェイでチェゼーナと対戦したユベントスは 1-1 の同点からマンチーニ選手のゴールで勝ち越し、1-2 で勝利しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: スカーリャ |
DF | 2: ヴァルデジ 24: チティ (C) 5: デッラヴァーレ 20: エンテンダ(→ 11' st. 3: ローヒ) |
MF | 29: マレッサ(→ 29' st. 17: ガランテ) 22: エンオンゲ(→ 11' st. 23: レドン) 6: ドラティオット(→ 1' st. 16: リパーニ) 11: ムバングラ(→ 1' st. 19: ユルディズ) |
FW | 21: アンジェレ 31: マンチーニ |
モンテーロ監督は 4-4-2 を選択。ミッドウィークに行われたベンフィカ戦の後半でピッチに立った選手を先発で起用し、前線はアンジェレ選手とマンチーニ選手の2トップで試合に臨みます。
先手を取ったのはユベントス。9分に左サイドのムバングラ選手がグラウンダーのクロスを送ると、アンジェレ選手が落としてヴァルデジ選手が右に展開。これをマンチーニ選手が右足でシュート決めて先制に成功する。
対するチェゼーナは20分過ぎから縦への速攻からリッリ選手とフェッラーラ選手が立て続けに決定機を手にしたが、ユベントス守備陣の身体を張ったブロックによってゴールとはならず。
それでも29分にチェゼーナはカリーニ選手のインターセプトからタイミング良く走り込んだスリアニ選手が強烈なミドルシュートをゴール左に決めて 1-1 の同点に追い付く。
追い付かれたユベントスは直後の30分にムバングラ選手が送ったクロスに逆サイドから侵入したマレッサ選手がヘディングで狙うもシュートは枠を捕らえず。前半は 1-1 で折り返すことになる。
後半は勝ち越したいユベントスが交代策を使って先に動くが試合は膠着した状況が続く。
互いに決め手を欠く中で決定機を作り出せたのはホームのチェゼーナ。83分にフェッラーラ選手がカットインからポストプレーを挟み、最後はオーバーラップしたデイヴィッド選手が右足でシュート。だが、GK スカーリャ選手の好守に阻まれてしまう。
するとユベントスは直後の85分に左サイドで得た FK をマンチーニ選手が直接決めて土壇場で 1-2 と勝ち越しに成功する。
勝ち越したユベントスはマンチーニ選手とユルディズ選手に3点目のチャンスがあったものの GK ガラッシ選手の飛び出しに阻まれて決め切れず。それでもチェゼーナに反撃を許さずに逃げ切ったユベントスが勝点3を手にした。
なお、モンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。
パオロ・モンテーロ監督:
「私達が勝利しました。大きなクオリティーがあったからです。勝利を持ち帰ることとなり、首位に躍り出ることになりました。
しかし、今日の試合は私達にしなければならない仕事がまだまだ多くあることを教えています。期待値のハードルはそれだけ高くなっているのです」
チェゼーナの同点ゴールとユベントスの勝ち越しゴールはどちらも個の能力による得点でしたが、「決定機を効果的に作れていたことが収穫点」と言えるでしょう。
今後の課題としては「相手に主導権が完全に渡って一方的に攻め立てられる時間帯を短くすること」になると思われます。今節では前半20分過ぎから失点するまでの時間帯がそうでした。
今季のプリマヴェーラは攻撃力があるため、カウンターから決定機を作り出すことができれば相手は攻撃に比重を置きにくくなります。粘り強い守備対応の他にも守備面での準備を講じておく価値はあるでしょう。
プリマヴェーラの次戦は11月2日(水)に予定されている UEFA ユースリーグ第6節 PSG 戦です。
勝てばグループ首位でラウンド16進出が決まり、引き分け以下だとラウンド32に該当するプレーオフとなります。第1節での対戦では退場者を出して敗れているだけに試合運びが重要になるでしょう。
2022年内に行われるユースリーグの最終戦を良い形で締めくくることができるのかに注目です。