2022/23 カンピオナート・プリマヴェーラ第11節が行われ、ホームにインテルを迎えたユベントスは後半にハサ選手のゴールで先制するも追い付かれ、試合は 1-1 の引き分けに終わりました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: スカーリャ |
DF | 2: ヴァルデジ(→ 1' st. 13: S・トゥルコ) 5: デッラヴァーレ 4: ハイセン 3: ローヒ |
MF | 10: ハサ 22: エンオンゲ(→ 18' st. 17: ガランテ) 16: リパーニ 11: ムバングラ(→ 43' st. 7: ストリドンク) |
FW | 9: N・トゥルコ(→ 31' st. 21: アンジェレ) 31: マンチーニ(→ 18' st. 19: ユルディズ) |
モンテーロ監督は 4-4-2 を選択。ミッドウィークに行われた UEFA ユースリーグの PSG 戦からは GK を含めて3選手をターンオーバー。前線はN・トゥルコ選手とマンチーニ選手の2トップに試合に臨みます。
最初に決定機を得たのはユベントス。4分にハサ選手からのスルーパスをキープしたN・トゥルコ選手が左足で狙うも、これは GK ボティス選手がブロックで阻む。
9分にユベントスはムバングラ選手が抜け出して折り返しのクロスを供給するも、これはN・トゥルコ選手にはわずかに届かず。21分にはボール奪取に成功したマンチーニ選手からのラストパスを受けたハサ選手が狙うも枠のわずかに右。
一方のインテルは前半にユベントスの GK スカーリャ選手のセーブを強いる場面を作り出すことができないまま45分が終了。勝負の行方は後半に委ねられる。
後半も立ち上がりの47分にN・トゥルコ選手のミドルシュートがインテルゴールを脅かすなどユベントスが主導権を握る。
試合が動いたのは64分。攻め続けていたユベントスはN・トゥルコ選手がペナルティーエリア内で倒されて PK を獲得すると、これをハサ選手がゴール右に蹴り込んで先制に成功する。
だが、インテルは80分にデッラヴァーレ選手のクリアを上手く奪って抜け出したエスポージト選手が GK スカーリャ選手に倒されて PK を獲得。これをイリエフ選手がゴール右に決めてスコアを 1-1 の振り出しに戻す。
追い付かれたユベントスは83分に右サイドから仕掛けたハサ選手の粘りからムバングラ選手を経由して最後はユルディズ選手がミドルシュート。だが、クロスバーに嫌われて勝ち越しゴールとはならず。
結局、試合は 1-1 のまま終了。両チームともに PK での得点で勝点1を分け合うこととなった。
なお、モンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。
パオロ・モンテーロ監督:
「勝点3を得ることができなかったので悔いが残りますが、満足しています。チームは良い試合をしましたし、インテルの陣地でほとんどの時間帯をプレーしたからです。
私達が勝利に値したと考えています。しかし、引き分けだったにも関わらず、正しい道にいることは事実です。今夜は守備のフェーズが非常に上手く機能しました。特に中盤 MF 陣の予防的なマークが良かったです。
次節にはローマとの首位攻防戦が控えています。タイトルを最後まで争う相手との難しい試合になることは分かっています。
私達もシーズン序盤戦に首位に立つことができると示しました。この試合はカンピオナート終盤戦を予感させた試合になっていたと思います」
立ち上がりから惜しい場面を作り、ハーフタイム明けも自分たちでチャンスを作り続けたことが大きな収穫です。その勢いを活かして獲得した PK で先行にも成功しました。
一方で PK を献上してしまった場面では「(背後から相手 CF が猛然と迫っていたため)クリアボールを蹴り出す方向」に改善点があったと言えるでしょう。コーナーフラッグ付近のスローインを与えても止むを得ないぐらいのポジションだったからです。
少し悔やまれる形での同点ゴールを許してしまいましたが、その後に勝ち越し機を作り出せたことはプラスです。勝利という結果は惜しくも届かなかったものの試合内容は良いものだったと言えるでしょう。
プリマヴェーラの次戦は11月12日(土)に予定されているカンピオナート第12節ローマ戦です。首位に立つローマとのアウェイでの直接対決で良い結果を持ち帰ることができるのかに注目です。