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プリマヴェーラ: 2点のビハインドを後半に挽回し、2-3 でベンフィカを下してグループ突破が決定

 2022/23 UEFA ユースリーグ第5節が行われ、アウェイでベンフィカと対戦したユベントスは2点ビハインドで前半を終えるも後半に3得点を奪って 2-3 で逆転勝利し、グループ突破を決めました。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2022/23 UEFA YL 第5節 ベンフィカ戦)
  選手名
GK 30: ダッファラ
DF 2: ヴァルデジ(→ 1' st. 13: S・トゥルコ)
5: デッラヴァーレ (C)
4: ハイセン
3: ローヒ
MF 10: ハサ
22: エンオンゲ(→ 38' st. 29: マレッサ)
16: リパーニ(→ 1' st. 6: ドラティオット)
11: ムバングラ
FW 9: N・トゥルコ(→ 29' st. 31: マンチーニ)
19: ユルディズ(→ 45' st. 21: アンジェレ)

 モンテーロ監督は 4-4-2 を選択。カンピオナート第9節カリアリ戦からはピッチ中央を担当する選手を変更。エンオンゲ選手とリパーニ選手がダブルボランチを組み、N・トゥルコ選手とユルディズ選手の2トップで試合に臨みます。

 

 試合は立ち上がりの1分にロングフィードに反応したセメド選手がゴールに迫り、3分には右 CK からウーゴ・フェリックス選手がシュートを放つなどベンフィカのペースで始まる。

 試合が動いたのは28分。左サイドのモレイラ選手からのパスを受けたウーゴ・フェリックス選手が細かいステップでハイセン選手を振り切って強烈なシュートを突き刺し、ベンフィカが先制する。

 ベンフィカは31分にモレイラ選手が左サイドを突破してクロスを入れると、このこぼれ球をウーゴ・フェリックス選手が左足でシュート。セメド選手に当たって軌道は少し変化したもののボールはゴールに吸い込まれてベンフィカのリードは2点に拡大する。

 対するユベントスは41分に相手 DF ラインのトラップミスからN・トゥルコ選手が持ち出して最後はリパーニ選手がロングシュートを放つも、相手 GK を脅かすまでには至らず。

 前半はベンフィカが2点のリードで折り返す。

 だが、後半は開始と同時に2枚替えを行なったユベントスが盛り返す。まずは48分にエンオンゲ選手が左サイドに展開するとムバングラ選手が左45度から巻いたシュートをサイドネットに決めて1点差に詰め寄る。

 両チームが次の1点を狙って攻め続けた中でユベントスは62分にS・トゥルコ選手が右サイドを抜け出してクロスを入れるとユルディズ選手のシュートが相手 DF の手に当たって PK を獲得。これをハサ選手がゴール右上に決めて 2-2 の同点となる。

 ユベントスは70分にカウンターからハサ選手に決定機が訪れたが、これはベンフィカの GK アンドレ・ゴメス選手が好セーブで応戦。

 それでも79分にムバングラ選手からのラストパスを受けたハサ選手が今度はゴール左上にミドルシュートを突き刺して 2-3 とユベントスが逆転に成功する。

 連覇のために敗けられないベンフィカだったが残り時間でユベントスのゴールを脅かせずに試合終了のホイッスル。試合は 2-3 で勝利したユベントスがグループ突破を決めた一方で、前年度王者のベンフィカは大会敗退が決定した。

 

 なお、ユベントスのモンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。

パオロ・モンテーロ監督:
「非常に嬉しいです。ハーフコートでの試合でしたが、クオリティーのある選手たちで構成された非常に強いチームから重要な結果を持ち帰ることができました。

 フィニッシュの精度に改善の余地はあるとは言え、私達は効果的でした。プライド、パーソナリティ、勇気を示したのです。私達がユベントスであることをどのピッチででも示さなければなりません。

 今は冷静になって次節 PSG 戦で勝利して首位通過することを考えなければなりません。しかし、その前にカンピオナートのチェゼーナ戦が控えています」

 




 

 今季のプリマヴェーラが見せている点取り合戦での逆転勝利でグループ突破を決めました。結果を手にしたことは大きな収穫点と言えるでしょう。

 その一方で複数失点でのビハインドを背負うなど課題が横たわったままであることも事実です。

 モンテーロ監督は(自身が CB だったこともあり)「守備の強化」に注力したいと思われますが、攻撃に比重を置き続けたいユース選手たちの動向に配慮して「フィニッシュの精度を高めることが課題」とアプローチを変更しています。

 仕掛けが雑だと相手にボールが渡ってしまい、ユース選手たちが嫌いな守備のフェースが半強制的に始まってしまいます。

 『フィニッシュの精度を高めること』で守備に回る時間を短くすることは可能です。したがって、「プリマヴェーラの選手たちを上手く “操縦” できるか」がモンテーロ監督の課題となるでしょう。

 

 プリマヴェーラの次戦は10月29日(土)に予定されているカンピオナート第10節チェゼーナ戦です。チェゼーナ戦の後に控えている重要な試合が気になる中で結果を出すことができるのかに注目です。