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プリマヴェーラ: ユルディズのゴールを皮切りに3点を奪い、サンプドリアを 3-1 で下す

 2022/23 カンピオナート・プリマヴェーラ第7節が行われ、ホームにサンプドリアを迎えたユベントスはユルディズ選手のゴールを皮切りに3点を奪い、3-1 で勝利しました。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2022/23 カンピオナート第7節 サンプドリア戦)
  選手名
GK 1: スカーリャ
DF 13: S・トゥルコ(→ 18' st. 3: ローヒ)
24: チティ (C)
4: ハイセン
2: ヴァルデジ
MF 11: ムバングラ
22: エンオンゲ(→ 34' st. 23: レドン)
6: ドラティオット
7: ストリドンク(→ 1' st. 10: ハサ)
FW 31: マンチーニ(→ 18' st. 9: N・トゥルコ)
19: ユルディズ(→ 8' st. 21: アンジェレ)

 モンテーロ監督は 4-4-2 を選択。ユースリーグとの連戦が続くため、GK を含む7選手をターンオーバー。前線はマンチーニ選手とユルディズ選手の2トップで試合に臨みます。

 

 最初にチャンスを作ったのはサンプドリア6分にスルーパスに反応したモンテヴァゴ選手が決定機を掴むも GK スカーリャ選手が抜群の飛び出しでシュートを未然に防ぐ。

 試合が動いたのは16分。ユベントスはドラティオット選手が縦パスを送ると、ユルディズ選手が左サイドから少し中に切れ込んでミドルシュートをゴール左下に決めて1点を先制する。

 ユベントスは直後の17分にマンチーニ選手の GK タンタロッチ選手へのハイプレスでボールロストを誘発し、ストリドンク選手がゴールに迫ったが相手 DF のブロックでシュートは阻止されてしまう。

 対するサンプドリアは35分に右サイドからの折り返しにイヴァノヴィッチ選手がヘディングで合わせるも、GK スカーリャ選手の横っ飛びセーブと左ポストに阻まれて同点ゴールとはならず。

 前半はユベントスが1点リードで折り返す。

 前半終了間際の一進一退の展開から抜け出したのはユベントス。52分にハサ選手のスルーパスを左サイドで受けたムバングラ選手が右足で巻いたシュートをサイドネットに突き刺し、リードを2点に拡大する。

 一方のサンプドリアは69分にキラフィ選手からのラストパスを受けたエンダンダ選手が左足でシュートを放つもユベントスの GK スカーリャ選手が抑える。

 すると77分にユベントスはエンオンゲ選手がボール奪取からドリブルで持ち上がってロングシュート。シュートは GK タンタロッチ選手がストップしたが、こぼれ球をN・トゥルコ選手が押し込んで3点目。ユベントスは試合の行方を決定付ける。

 サンプドリアは91分に左サイドからのクロスをサヴィオ選手が逆サイドで折り返すと、中央でイヴァノヴィッチ選手が頭で押し込んで1点を返すことに成功する。

 だが、サンプドリアの反撃はここまで。試合は 3-1 で終了し、ユベントスが勝点3を積み重ねた。

 

 なお、モンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。

パオロ・モンテーロ監督:
「勝利は嬉しいです。得点王を最後まで争う選手を欲していることと同様にリーグ最高の守備陣を目指さなければなりません。

 イタリアではリーグ最少失点のチームが栄冠を手にする傾向にあります。偉大な満足が欲しいのであれば、この側面を改善しなければならないでしょう。

 短期間に数多くの試合をプレーする中で集中力を保つことが簡単ではないことは理解しています。ですが、成長し続けたいのであればディテールの改善は必要です。それがシーズンの最後には違いになっていると私は確信しています。

 チームにはどの試合においても大きなクオリティーがあります。ただ、今日の試合ではビハインドを背負うリスクがありましたが、ユルディズの個人技で流れを引き寄せることができました。

 疲労が蓄積した局面ではそうは言ってられません。そうした時こそ守備は完璧でなければならないのです。1試合で何度も危険な局面に遭遇する余裕が失われているのですから」

 




 

 プリマヴェーラは今節も「ノーガードの打ち合い」を演じていましたし、モンテーロ監督が「攻撃偏重だけではダメだ」と苦言を呈するのは自然なことでしょう。

 カンピオナートは攻撃陣で押し切ることは可能ですが、ユースリーグやプリマヴェーラ卒業後のことを考えると「守備が苦手でボール非保持だとほとんど貢献できない」では不利益を被ることになります。

 また、シーズン終盤戦の疲労を溜め込んだ状況では個人技の “キレ” が悪くなっている可能性が高いことを踏まえると、個の能力で相手の守備網を突破して得点を奪うことが難しくなるでしょう。

 だから、モンテーロ監督は今後に起こり得る状況を公言することで若い選手たちに「守備面への取り組みによる成長」も促しているのです。

 

 プリマヴェーラの次戦は10月11日(火)に予定されている UEFA ユースリーグ第4節マッカビ・ハイファ戦です。グループ突破に向けて勝利が必須な試合で結果を持ち帰ることができるのかに注目です。