アリアンツ・スタジアムで行われた 2021/22 セリエA第31節インテル戦に 0-1 で敗れたユベントスの監督および選手による試合後コメントを紹介したします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「今日の試合は残念に思います。チームは良いプレーをし、技術的にもハイレベルでした。イタリアのサッカーにおいても良い点です。
私達は縦への意識を持って FW を探し、試合と通して続けました。
今夜の試合で首位に接近し、インテルを追い抜ける可能性があっただけに残念です。今季はそれが続いています。スタートに失敗するとシーズンに影響が出てしまうのです。
また、直接対決ではエピソードによって批判される試合が多々ありました。
今は4位の座を固めることに専念しなければなりません。ローマが接近しているからです。来シーズンに好スタートを切り、スクデット争いに戻るためにもです。
私達は改善していますし、成長の余地はまだまだあります。来季に向けて取り組むべき課題です。その一方で最後まで集中を保たなければなりません。チャンピオンズリーグの出場権獲得は目標の1つだからです」
アドリアン・ラビオ選手:
「私達は非常に上手くやっていますし、結果は残念に思います。できることはすべてやりましたが、ゴールだけが足りませんでした。
敗けてしまいましたが、未来へと続くこの道を続けなければなりません。こうした試合もあるのです。
私達はピッチ上でインテルよりも良い状態でしたし、それを示していました。それだけに結果は残念です。もっと良い結果を手にするに値していましたから」
インテルとのイタリア・ダービーは「ビジャレアル戦の焼き直し」を見ているような印象を覚えました。内容は積極的に攻め立てるユベントスが良かったものの、ゴールが遠かった代償を PK による失点での敗戦で支払うことになったからです。
今後は「『来季以降を見据えたチーム作り』をどのタイミングから本格的に始めるのか」が注目点になるでしょう。
そのためには目標として定める『チャンピオンズリーグの出場権獲得』を早期に達成することが大前提です。どれだけ内容が良くても得点や勝利といった結果を手にできないなら、それは「(結果が)拙攻」だったことを意味するのです。
試合結果を残すために『記録の残る攻撃面での結果』を残せるかがポイントになるでしょう。25歳以下の若い FW 陣がアッレグリ監督の下では不完全燃焼なパフォーマンスが続いているだけに上手く修正を施せるのかにも注目です。