スタンフォード・ブリッジで行われた 2021/22 UEFA チャンピオンズリーグ第5節チェルシー戦に 4-0 で大敗したユベントスの監督・選手による試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「前半は良いプレーができました。後半はフレッシュで非常に力強い技術を持ったチェルシーのプレッシャーに苦しみました。
4失点を喫したことは残念です。しかし、私達がシーズン最初の目標であるラウンド16進出に2試合を残して達成したことを忘れてはなりません。このような夜は私達にとってレッスンとしなければなりません。敗戦から何かを学べるからです。
今はアタランタ戦に集中しなければなりません。私達にとって非常に重要な試合だからです」
レオナルド・ボヌッチ選手:
「非常に重い敗戦ですが、私達は前を向かなければなりません。
チェルシーのようなチームと対戦する時はアクセルを踏み続けなければなりません。ペースが下がってしまうとスペースが生じ、ゴールへと向かう理想的な状況を作り出されてしまうからです。
私達は偉大なチェルシーと相見えましたし、この敗戦から残りシーズンに向けた正しいレッスンを学習しなければなりません。
今、私達の頭はカンピオナートに切り替えなければなりません。土曜日にはアタランタとの大事な試合が待っているからです」
ファン・クアドラード選手:
「チャンピオンズリーグが非常に難しいコンペティションであることを私達は知っていましたが、今夜は改めてそれを証明することになりました。
敗戦は明らかです。しかし、私達は偉大なチームですから偉大なチームとして反応を起こすことでしょう。
チェルシーは第2節での対戦時よりもピッチ全体でインテンシティーを保って上手くプレーしました。私達としてはもっとできた部分もあったと思います。
今夜の失敗から学習しなければなりませんし、私達にとって重要であるカンピオナートの試合で復調することを考えなければなりません。今夜の結果を挽回したい強い気持ちを持ったユベントスを目にすることができるでしょう」
敗戦は予想された結果と言えるでしょう。チャンピオンズリーグ王者でプレミアリーグの首位に立つチェルシーとの一戦だったのですから、今季のチーム状況からは「敗け」は許容できる結果です。
ただ、内容は一定の批判を招いても仕方ありません。
特に「リース・ジェイムズ選手に2点目を許した直後にハドソン・オドイ選手に3点目を許した場面」です。ここの “気落ち” に関しては批判を免れないでしょう。1点差での敗けなら、アウェイゴールが効いたからです。
選手起用では「内容が良くなかったベンタンクール選手とA・サンドロ選手の2人を交代させたくても代わりがいない」というチーム状態であり、戦術の幅は制限された状況下での試合でした。
負傷離脱中の選手が復帰するのは少し先のことですし、どのようにやりくりして勝点を積み重ねて行くのかが重要になるでしょう。アッレグリ監督と選手がどう挽回するのかに注目です。