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【試合後コメント】 2021/22 UEFA チャンピオンズリーグ・ラウンド16 ユベントス対ビジャレアル

 アリアンツ・スタジアムで行われた 2021/22 UEFA チャンピオンズリーグ・ラウンド16のビジャレアル戦に 0-3 で敗れて大会敗退となったユベントスの監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

画像:ガゼッタ・デッロ・スポルトの一面(2022年3月17日付)
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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「試合のほとんどで私達は良いプレーをしていました。敗戦は受け入れなければなりません。残念です。

 しかし、選手たちを責めることはできません。エメリとビジャレアルを称賛します。彼らはフェアな試合をしました。

 ビジャレアルの意図はエピソードを利用するか、延長戦に持ち込むことでした。そして彼らは最善の形で成功しました。私達は少しナーバスになり過ぎていたと思います」

 

ダニーロ選手:
「奇妙な試合? 0-3 の後で言うことは困難です。些細なことが違いとなりましたし、アリバイ作りにも見えるでしょう。

 私達は悪くはなかったです。0-1 となった後は同点にしなければならず、そう考えていました。そのことで罰せられてしまったのです。

 ティフォージには謝罪しなければならないですし、気を取り戻して明日から再び仕事に励みたいと思います」

 

ファン・クアドラード選手:
「この敗戦を説明することはできません。私達は良い前半をプレーしたものの得点は奪えませんでした。サッカーとはこういうものです。

 今はカンピオナートのことを考えなければなりません。これらの偉大なチームを相手にプレーをすることは難しく、起き上がって速やかにページをめくる必要があることを私達は知っています」

 




 

 アッレグリのチームらしくない結末だったと言えるでしょう。アッレグリ監督のチームが敗退する時は「散々な内容に見合った試合結果」が定番だからです。

 ところが、今回のビジャレアル戦は「良い内容だったもののゴールに見放された代償を敗退の形で支払うことになった」という結果でした。

 特に前半は立て続けに決定機を作り出しており、そのチャンスを活かして先行できなかったことが響きました。監督ができたことと言えば、交代采配の順番ぐらいでしょう。

  1. 「ルガーニ → ディバラ」ではなく「ロカテッリ → ケーン」
  2. システムを 4-4-1-1 に変更
    • ケーンが最前線で潰れ役、ヴラホビッチは1.5列目
    • モラタは左アタッキングハーフ
  3. ケーンが相手 DF を引き付けて生じたスペースにクアドラードがクロスを送り、ヴラホビッチとモラタがゴールを狙う
  4. 「モラタ → ベルナルデスキ」
  5. 左右からのクロス攻撃で相手の守備ブロックの打開を狙う
    • 右: クアドラードのクロスをケーンの背後からヴラホビッチとベルナルデスキが狙う
    • 左: ベルナルデスキのクロスをケーンの背後からヴラホビッチとクアドラードが狙う

 FW 陣が最前線で横並びとなっては攻撃に厚みが出ません。“時間差” を活用して深みを与えるなど精度が向上する余地はありましたが、それ以外ではアッレグリ監督に打つ手は残されていなかったと思われます。

 

 現時点で起用できる戦力を “組織として” 最大限に活かした戦い方ができていたことは事実でしょう。結果が伴わなかった現実もありますが、このことをユベントスの上層部がどう判断するかに注目です。