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アッレグリ監督:「レアル・マドリードの新監督に就任するサインをしていたがユベントス復帰を選んだ」

 アッレグリ監督が『GQ Italia』の取材に応じた様子が掲載されていましたので、概要を紹介いたします。

画像:GQの取材に応じたアッレグリ監督
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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「34年間も止まらなかったのです。休暇を取った2年間は素晴らしいものでした。物事は見方次第です。高いレベルで仕事をするのは遠心分離機の中にいるようなものですから。

 何より熱中できる試合があります。レアル・マドリード対 PSG 戦を観戦しましたが、素晴らしい試合でした。素晴らしい選手による素晴らしい技術的なプレーがあり、本当に感動しました。王者には人格や誇りに違いがあることが証明されたと思います。

 私にとって仕事は情熱であり、楽しみです。疲れていたり、気分が乗らなかったり、楽しくなかった瞬間に辞めてしまいます。私が気付けなかったとしても友人たちが “情けないから止めてくれ” と言ってくれることに期待しています。

 辞め時は人生をどうしたいか次第です。いつ辞めるのが正しいのか、どうするのが正しいのか。それを理解する強さを身に付ける必要があります。

 

 長く休養していましたので早く復帰してトレーニングしたかったのです。その後、個人的な問題や家族の問題が起きました。

 ユベントスの復帰を決めたのはオーナーやクラブとの繋がりもありますが、母親と一緒にトリノで暮らしている息子の近くにいたいと思いもあったからです。

 海外挑戦?以前にも言いましたが、レアル・マドリードからのオファーを固辞しました。

 それに昨夏もレアル・マドリードの新監督に就任するサインをしていました。それからユベントスからコンタクトがあり、ペレス会長にユベントスに行くので就任できないと連絡しました。

 就任していれば、プロフェッショナルのレベルではミラン、ユーヴェ、レアルという栄冠を手にできたでしょうね。

 

 素晴らしいサプライズはダニーロです。カンピオーネであり、非常に知的な人物で責任感があり、チームのために尽力を惜しみません。ボヌッチやキエッリーニはすでに知っていましたが、ダニーロは本当に発見でした。

 クラブがヴラホビッチを獲得した夜にモラタに電話をし、“移籍しないでくれ。彼と共にプレーすればもっと重要な選手になれる” と言いました。

 モラタを技術的にどうこう言うのはおかしなことです。できないことを要求されればベスト・パフォーマンスができないのは当たり前です。彼は自ら進んで自分のポジションではない場所で数ヶ月プレーしたことを忘れてはなりません。

 ヴラホビッチは若く国際経験は少ないですが、クオリティーがあり向上心もあります。また、そのための時間もあります。ゴール前での決定力もあり、ユベントスは重要な買い物をしました。ムバッペやホランドと並ぶ世代最高の選手です。

 

 1番の問題はトップチームでも育成年代でも選手が監督にモルモットとして使われていることだと思います。

 しかし、カルチョは芸術であり、母なる自然が語るものです。誰もが上達できますが、技術が乏しいなら少し乏しい状態にはなるものの良い状態にはなりません。

 良い技術を持った選手がより高みに行くことができるのです。組織や試合についての考え方は必要ですが、サッカーには心理的な要素や人間的な要素もあり、それらを無視することはできません。人間がプレーするからです」