イタリアの日刊紙『ラ・レプッブリカ』によりますと、ベルナルデスキ選手もディバラ選手と同様に契約満了での退団となる可能性が現実味に帯び始めているとのことです。そうなる可能性はあると言えるでしょう。
ベルナルデスキ選手は1994年2月生まれの28歳。2017年夏にフィオレンティーナから移籍金4000万ユーロで加入し、今季が契約最終年です。
契約延長に向けた交渉は行われているはずですが、進捗を伝える情報がメディアから全くと言っていいほど報じられていません。
これは「双方の希望に開きがある」からでしょう。ベルナルデスキ選手側は『年俸は悪くても現状維持で複数年契約』を希望し、ユベントス側は「年俸ダウンで契約期間は 2〜3 年」を希望と見られているからです。
両者に歩み寄りが見られる状況でもないため、ディバラ選手と同様に「具体的な契約延長のオファーが出されずに時間切れ」の可能性も起こり得ると言えるでしょう。
4-3-3 の採用が有力視されているユベントスで3トップのポジションごとの序列は下表のようになっていると予想されます。
LWG | CF | RWG | |
---|---|---|---|
主力 | ヴラホビッチ | ||
横一線 (準主力) |
モラタ | ディバラ ベルナルデスキ クアドラード |
|
控え | ケーン | スーレ | |
離脱中 | キエーザ、カイオ・ジョルジ、アケ |
“右ウィング” で横一線のポジション争いをしている3選手がユベントスとの現行契約を今季で満了するのです。いずれも選手も「高給取り」であることに加え、キエーザ選手やケーン選手も “右ウィング” としてプレーが計算できる存在です。
したがって、ベルナルデスキ選手が「条件闘争」に力を入れるのであれば、ユベントスは「退団は止む無し」の姿勢を固めることになるでしょう。
ベルナルデスキ選手の去就がどのような結末を迎えることになるのかにも注目です。