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ユベントス、4億ユーロの増資が証券取引委員会から承認される

 ユベントスは公式サイト上で10月末の株主総会で承認されていた「4億ユーロの増資」が証券取引委員会からも発行が承認されたと発表いたしました。早ければ週明けにも増資が実行に移されることになるでしょう。

画像:アリアンツ・スタジアムで行われた株主総会の様子
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 コロナ禍による「入場料収入の激減」と「移籍市場の極端な冷え込み」による “ダブルパンチ” でクラブ財政の赤字額が拡大したユベントスは10月末に開かれた株主総会で『4億ユーロの増資』が承認されていました。

 実際の増資をするには証券取引委員会に該当する当局からの承認が必要であり、それが得られたとのこと。これにより、ユベントスは「増資」を実行に移すことが可能となっています。

 おそらく、週明けの月曜・29日以降に『4億ユーロの増資』が行われることになるでしょう。親会社である EXOR の持ち分比率が下がらないようにするための引き受け分は購入が約束されているため、実施は時間の問題と思われます。

 

 ポイントとなるのは「増資で得た資金の使い道」でしょう。

 1月の移籍市場で移籍金として使うことは可能ですが、まずは「損失補填」に費やすことになるはずです。また、「費用対効果が優れない選手や余剰戦力と化している選手の換金」が優先されるため、派手な動きは起こらないでしょう。

 チームが来季のチャンピオンズリーグ出場権を逃そうものなら、増資の資金は「来季の運転資金」にせざるを得ません。逆に復調すれば「今冬での選手獲得は見送るべき」となるため、本格的な動きは起こしにくい事情もあるからです。

 

 まずはピッチ上での結果とパフォーマンス次第です。年末に向けての過密日程で尻上がりに調子が上がっていることを示せるのかに注目です。