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ユベントスが株主総会を開催、8970万ユーロの赤字決算などを承認

 ユベントスは公式サイト上で株主総会を実施し、2019/20 シーズンに計上した8970万ユーロの赤字決算などが承認されたと発表いたしました。なお、来季から会計法人がデロイトに変更することも決定しています。

画像:ユベントスの株主総会
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 当初に発表された 2019/20 シーズンの赤字額は7140万ユーロだったのですが、イグアイン選手との契約を1年前倒しで終了に双方が合意。そのため、残りの減価償却分が損失として上乗せされ、最終的な赤字額は8970万ユーロとなりました。

 なお、損失分は資本余剰金による補填を行うことが承認されています。

 また、会計においては外部監査法人が来季から変更となります。2020/21 シーズンまではアーンスト・アンド・ヤング(EY)が務めていますが、2021/22 シーズンからの3シーズンはデロイト・トゥシュ・トーマツが任命されました。

 『北京モデル』のようなデタラメな会計監査を許さないのであれば、監査法人の変更は大きな問題とはならないでしょう。

 

 株主総会の前に「パラティーチ CFO がユベントスを去ることが決定するのでは?」との観測もありましたが、パラティーチ氏はディレクター職でユベントスに留まっています。組織変更がそうした噂の出所になったのでしょう。

  • アニェッリ会長
    • フットボールエリア: パラティーチ(マネージング・ディレクター)
      • フェデリコ・ケルビーニ(フットボール・ディレクター)
    • ビジネスエリア:ステファノ・ベルトゥーラ(マネージング・ディレクター)

 パラティーチ氏はこれまで『チーフ・フットボール・オフィサー(CFO)』の肩書きで活動をしてきましたが、それが『フットボールエリアを管轄するマネージング・ディレクター(MD)』に変更となりました。

 組織体系が変更されたものの、パラティーチ氏が「ユベントスのフットボール部門を統括する立場」であることに変わりはありません。そのため、クラブ内のパワーバランスに変化が生じることはないと言えるでしょう。

 

 コロナ禍で経済活動に大きな影響が出ていますから、クラブが売上高を伸ばすことはこれまでよりも難しくなっています。選手年俸を始めとするコスト削減やコストパフォーマンスをシビアに評価する必要があります。

 これまでの『拡大路線』を経営陣がどのように修正するのかに注目です。