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プリマベーラ: スーレのゴールなどでチェルシーを 3-1 で下す

 2021/22 UEFA ユースリーグ第2節が行われ、ホームにチェルシーを迎えたユベントスはスーレ選手などの得点で 3-1 の勝利を手にしました。

画像:チェルシーに勝利したユベントスのプリマベーラ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2021/22 UEFA YL 第2節 チェルシー戦)
  選手名
GK 34: ガロファニ
DF 2: サボナ
5: エンゾアンゴ
13: ムハレモビッチ
3: トゥリッキア(→ 47' st. 29: マレッサ)
MF 14: ムラッツィ
4: オミッチ (C)
32: ミレッティ<(→ 22' st. 10: ボネッティ)
11: イリング(→ 33' st. 7: ハサ)
FW 33: スーレ(→ 33' st. 27: ガランテ)
17: キボツォ(→ 22' st. 18: トゥルコ)

 ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。今季はBチーム(= U-23)を主戦場とする GK ガロファニ、MF ミレッティ、FW スーレの3選手を先発に起用する布陣で試合に臨みます。

 

 試合はユベントスが良い入りを見せる。5分にスーレ選手が決定機を得るとそのプレーで得た CK からトゥリッキア選手がシュートを放つも、これは枠を捕らえず。

 試合が動いたのは27分。ユベントスは最終ラインからムハレモビッチ選手がロングフィードを供給すると、これに追い付いたスーレ選手が相手 GK ベルグストローム選手の頭上をループシュートで破り、1点を先制する。

 対するチェルシーは30分に左サイドから仕掛けたヘイグ選手のシュートが右ポストを直撃。ゴールの雰囲気を漂わせる。

 しかし、得点を奪ったのはまたもユベントス。左サイドで縦パスを出すタイミングを伺っていたミレッティ選手がキボツォ選手にボールを託すと、キボツォ選手のポストプレーからムラッツィ選手が左足でゴール左下に決め、ユベントスのリードは2点に拡大する。

 リードを得たユベントスは時計を進め、カウンターで3点目を狙う姿勢を強める。

 68分にはトゥリッキア選手がドリブルで中央を持ち上がり、右サイドを並走していたムラッツィ選手に展開。ムラッツィ選手からのクロスにオミッチ選手が合わせたがシュートは左ポストを直撃。ユベントスは勝負を決めることができない。

 すると74分にチェルシーは右サイドからホール選手が入れたクロスをトーマス選手がヘディングで中央に戻し、これをワレハム選手が押し込んで1点を返すことに成功する。

 だが、同点を狙うチェルシーに決定機を許さなかったユベントスは89分にトゥルコ選手が右サイドでカウンターを発動。中央に絶好のラストパスを送ると、ガランテ選手が巻いたシュートを決めて再びリードを2点差にする。

 結局、試合はこのまま 3-1 で終了。ユベントスは今季ユースリーグでの初勝利を手にした。

 

 なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。

アンドレア・ボナッティ監督:
「私達は結果に満足しています。ピッチ上で非常に決意があり、ソリッドで非常に集中したチームを私は目にしました。チームは私達が対戦した他のチャレンジングな試合よりもクオリティーのある試合を体現しました。

 私達は成熟度を示しましたが、特に試合の流れという点では多くの成長の余地があることを知っています。持ち帰る勝利で自分たちの価値に気づき、トレーニングごとの素晴らしい仕事を認識します」

 

 




 

 チェルシーはプレミア勢で育成部門が機能しているチームの1つです。そのチームを相手に勝利を手にすることができたのは大きな収穫と言えるでしょう。

 Bチーム(= U-23)を主戦場にプレーする選手をプリマベーラの試合で起用できる形になった訳ですから、これはスペイン勢が一般的に用いていることをユベントスでも可能になったことを意味しています。

 スピードに乗った攻撃で決定機を活かし切れたことはプリマベーラとBチームの双方で通用することが期待できます。したがって、この成長曲線を維持することができるかが今後の注目点となるでしょう。

 

 プリマベーラの次戦は10月の代表戦が明けた後の10月16日(土)に予定されているカンピオナート第5節サンプドリア戦です。中断からの再スタートを上手く切ることができるのかに注目です。