『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、クリスタル・パレスとウェストハムの2クラブがラムジー選手の獲得に興味を示しているとのことです。ユベントスとしては獲得歓迎と言える状況にあるでしょう。
ラムジー選手は2019年夏にアーセナルからユベントスに加入するも度重なる筋肉系の問題で稼働状況は芳しくありません。
フリーで加入したため移籍金は投じられていないものの、年俸700万ユーロに見舞ったパフォーマンスを見せれていないことが現状です。したがって、ユベントスが放出に動くことは止むを得ないと言えるでしょう。
移籍先としては「ラムジー選手が納得する年俸を出せるクラブ」に限定されるため、プレミア復帰が現実的です。その中でクリスタル・パレスとウェストハムのロンドン勢の名前が浮上しています。
ラムジー選手はアーセナルでプレーしていたため、トッテナムへの移籍は選択肢にはなり得ません。
しかし、トッテナム以外のロンドン勢なら移籍の可能性はある訳ですから、マーケット規模の大きいロンドン勢からの関心はユベントスにとって悪い話ではないでしょう。
今季14位だったクリスタル・パレスは「トップハーフ入り」を狙いたい状況ですし、6位だったウェストハムは「チャンピオンズリーグ出場権までの勝点差は2」でした。底上げを狙う野心的なオファーなら、選手の気持ちが揺れ動いたとしても不思議ではないからです。
ラムジー選手は EURO 2020 のトルコ戦ではゴールを決めており、イングランド・スタイルのサッカーをするチームでは持ち味を活かしたプレーで結果を残せるポテンシャルがあると示したことも良いアピールになったことでしょう。
ラムジー選手の去就問題がどのような形で決着することになるのかに注目です。