プレミアリーグのマンチェスター・シティが公式サイト上でユベントスでもプレー経験を持つエンツォ・マレスカ氏がシティの U-23 を率いて今季のプレミアリーグ2を制したことを取り上げていましたので紹介いたします。

マレスカ氏は1980年2月生まれの41歳。ピルロ監督の1歳年下で2000年1月にユベントスに加入し、2004年夏にチームを離れるまで2年半に渡ってプレーした経験を持っています。
マレスカ氏はイタリア人なのですが、経歴が特殊です。
ユース時代はイタリアで過ごし、プロデビューはイングランドのウェストブロミッチ。選手キャリアの全盛期はスペインのセビージャでした。そのため、指導者としてのキャリアもスペイン色が強く現れていると言えるでしょう。
今季からマンチェスター・シティの U-23 を指揮することになったマレスカ氏ですが、2018/19 シーズンはウェストハムを率いるペジェグリーニ監督の下で副監督を務めています。
ペジェグリーニ監督はグアルディオラ監督の前にマンチェスター・シティを率いていましたし、監督としての方向性は同系統だと考えられます。
ちなみに、マンチェスター・シティの U-23 は昨季は9位。その前は8位でどちらも勝利より敗戦の方が多い状況でした。それを優勝に導けるのですから、監督キャリアとして良いスタートを切ったと思われます。
グアルディオラ監督がバイエルン時代にセカンドチームを率いていたのがアヤックスの現監督であるエリック・テン・ハフ氏です。マレスカ氏も同じような監督キャリアを描く可能性はあるだけにポゼッションを志向するならチェックしておく価値はある人材と言えるでしょう。
元ユベントスの経歴を持つマレスカ監督がどのような監督キャリアを描くのかにも注目です。