『トゥット・スポルト』によりますと、2022年夏に現行契約が満了するディバラ選手の去就に関する交渉は今季終了後の5月末まで凍結される見通しとのことです。順位の問題があるため、止むを得ないと言えるでしょう。
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ディバラ選手のユベントスとの現行契約は2022年まで。選手サイドから「移籍希望」を仄めかす発言はほとんど出ていないため、『契約延長』と『退団』のどちらも起こり得る状況となっています。
ただ、問題は「クラブを取り巻く環境が極めて流動的」なことです。したがって、ディバラ選手の去就に関する交渉が『一時凍結』となるのは不思議なことではありません。
と言うのも以下の不確定要素があまりに大きすぎるからです。
- チャンピオンズリーグ出場権は確保できるのか
- CL出場権を逸した場合はクラブ収入が激減
→『チーム再建期』に強制突入 - クラブ収入が激減するなら高年俸の選手は放出へ
- CL出場権を逸した場合はクラブ収入が激減
- 来季の監督
- ピルロ監督が来季も指揮する可能性はどのぐらい?
- 新指揮官が就任するなら、それから去就を判断した方が合理的
- フロント陣の去就
- 今夏以降もユベントスのフロント責任者はパラティーチ?
- 6月30日で契約が切れる立場の人物と合意に達する価値は低い
ディバラ選手の契約は「2022年夏まで」ですが、ユベントスのフロント陣や首脳陣は「今夏(= 2021年夏)に命運が尽きそうな状況」となっています。この状況で選手サイドが『譲歩』を選択するメリットはありません。
新監督や新フロント陣の動向を知った上で去就を判断すれば良い訳ですから、急いで結論を出す必要はないと言えるでしょう。
ただ、ユベントスの再建は容易ではありません。パラティーチ CFO がクラブ内の『ガバナンス』と『給与体系』を著しく毀損させてしまったため、それらを回復させるには『措置』と『時間』が必要と考えられるからです。
ディバラ選手が自らの選手キャリアをどのように描こうとするのかに注目です。