ユベントスがセリエＡ第24節ベローナ戦に向けて本格始動、ダニーロの出場停止で DF 陣の構成が課題に

 ユベントスは公式サイト上で27日（土）に開催されるセリエＡ第24節ベローナ戦に向けた調整を開始したと発表いたしました。なお、ダニーロ選手が累積警告で起用できないため、DF 陣の構成が課題となるでしょう。

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 22日（月）にセリエＡ第23節クロトーネ戦を終えたユベントスは翌23日はリカバリーメニューを中心に調整。現地24日から27日（土）に開催されるセリエＡ第24節ベローナ戦に向けた調整を本格化させています。

 トレーニングの内容はポゼッションと戦術練習に重きが置かれたとのこと。実戦を見据えた調整が行われたと言えるでしょう。

 なお、モラタ選手は現地24日に行われた練習は欠席したと発表されています。「ウイルス感染からの回復を期すため」と言及されており、コンディションが整うまでには少し時間を要することになるでしょう。

 ベローナ戦に関してですが、ダニーロ選手が累積警告で1試合の出場停止（PDF）となったことで DF 陣の構成が問題となっています。

表： 4-4-2 と 3-1-4-2 併用時の適性ポジション（DF陣）

	左			中	右
	WB	SB	CB	CB	CB	SB	WB
キエッリーニ			〇	〇
デ・リフト			〇	〇	〇
Ａ・サンドロ	〇	〇	△
ダニーロ	△	△	△		△	〇	〇
クアドラード	△	△				〇	〇
ボヌッチ				〇
デミラル			〇	〇	〇
ドラグシン			△	△	△
フラボッタ	△	△

 ポイントは「Ａ・サンドロ選手にどの役割を与えるか」でしょう。

1. 『左 SB 兼 WB』の役割を任命
   • 『右 SB 兼 CB』ができる選手が必須
     → ドラグシン選手を抜擢？
2. 『4バック時の左 CB 兼3バックの左ストッパー』の役割を任命
   • 『左 SB 兼 WB』ができる選手が必須
     → フラボッタ選手を先発起用？

 ベローナが『3バックを主体とするチーム』であることを考えると、Ａ・サンドロ選手（とキエーザ選手の両ワイド）の攻撃力を活かして相手の WB を押し込める『プランＡ』の方が合理的でしょう。

 この部分をピルロ監督がどのように判断するかが試合展開に影響を及ぼすはずです。

 ユベントスからの公式発表とは別に気になるニュースは「ディバラ選手がクガート医師の診察を受けるためにバルセロナを訪問した」と『スカイ・イタリア』が報じていることです。

 回復が順調であれば訪問する必要はありませんのでディバラ選手のベローナ戦での復帰は現実的ではないと言わざるを得ないでしょう。手術の可能性も浮上しつつあるだけに状況を見守る必要がありそうです。