ユベントスは公式サイト上で 2020/21 スーペルコッパ・イタリアーナのナポリ戦に向けた招集メンバー21選手を発表いたしました。

招集された選手一覧は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: シュチェスニー、31: ピンソーリョ、77: ブッフォン |
DF | 3: キエッリーニ、13: ダニーロ、19: ボヌッチ、36: ディ・パルド、37: ドラグシン、38: フラボッタ |
MF | 5: アルトゥール、8: ラムジー、14: マッケニー、22: キエーザ、25: ラビオ、30: ベンタンクール、33: ベルナルデスキ、41: ファジョーリ、44: クルゼフスキ、56: ラノッキア |
FW | 7: ロナウド、9: モラタ |
DF 陣と FW 陣から離脱者が続出し、起用できるトップチームの選手が限られています。そのため、起用可能な選手をどう活用するかがポイントになるでしょう。
【先発予想: 3-5-2】
GK: シュチェスニー
DF: ダニーロ、ボヌッチ、キエッリーニ(ドラグシン)
WB: キエーザ、ベルナルデスキ
MF: アルトゥール、ベンタンクール、ラムジー(マッケニー)
FW: モラタ(クルゼフスキ)、ロナウド
ピルロ監督は 3-5-2 を選択するでしょう。守備時には左 WB が1列下がって SB になる 4-4-2 の形にシフトするものの、起用可能な選手を現実的に考えるとそうせざるを得ないからです。
対するナポリのガットゥーゾ監督は 4-2-3-1 を選択すると思われます。こちらはセリエA第18節で 3-4-2-1 を用いたフィオレンティーナを 6-0 で粉砕しているため、ユベントス戦に向けた大幅な変更を必要としないことが理由です。
ナポリはデンメ選手が配給役となり、ジエリンスキ選手やバカヨコ選手がガード役やサポート役を務めます。崩しを担うのはインシーニェ選手やメルテンス選手など “サッリ監督時代からお馴染みの攻撃陣” であり、ユベントス側は「どこに網を仕掛けるか」が鍵となるでしょう。
ただ問題なのは「この試合でもシステム上のミスマッチを相手に利用されてしまう恐れが強いこと」です。
システム上のミスマッチは攻撃側が優位になることは自明です。インテルとのイタリア・ダービーでは相手の 3-5-2 に対して 4-4-2 で応戦する人選をし、完膚なきまで叩きのめされてしまいました。
同じ失敗をナポリ戦で繰り返さないように選手やシステムをどう活用するかでピルロ監督の采配力が問われることになるでしょう。プランBを用意できないなら、インテル戦と同じ結末になったとしても不思議ではないからです。
過密日程の最中ですから、「スーペルコッパの位置付け」がすべてでしょう。『タイトル』を獲得するために「リーグ戦で代償をどれだけ支払う覚悟があるのか」という部分に集約されます。
ピルロ監督が不調に陥る兆しを見せているチームに喝を入れ、立て直すことができるのかに注目です。