延期となっていた 2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第5節が行われ、サンプドリアと対戦したユベントスは 1-4 の大敗を喫しました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 1: センコ |
DF | 2: レオ 5: フィウマーノ 6: エンゾアンゴ 3: エヌテンダ(→ 35' st. 15: トゥリッキア) |
MF | 10: スーレ(→ 35' st. 21: ハサ) 4: オミッチ(→ 8' st. 18: チェッリ) 8: ミレッティ 11: イリング(→ 27' st. 16: マレッサ) |
FW | 7: セクロフ 9: ダ・グラサ(→ 27' st. 22: セクララツ) |
3日(水)にコッパ・プリマベーラで対戦したサンプドリアとの再戦となったボナッティ監督は 4-4-2 を選択。6選手を入れ替えて2連戦目に臨みます。
試合は3分にオミッチ選手がドリブルで持ち上がり、最後はダ・グラサ選手が狙うもシュートは枠の上へと外れる。対するサンプドリアは6分に右サイドからカットインしたトリンボリ選手のシュートが枠を捕らえて応戦する。
試合が動いたのは18分。ユベントスはセクロフ選手がドリブルで持ち上がると DF ライン裏にスルーパス。これに反応したダ・グラサ選手が抜け出してゴール左下にシュートを決め、ユベントスが先制する。
しかし、サンプドリアは23分にボール奪取に成功すると右ハーフスペースに侵入したエルコラーノ選手の折り返しにシャトウニス選手が合わせて同点に追い付くことに成功する。
これで勢いに乗ったサンプドリアは31分にディ・ステファノ選手が左ポストを叩く決定機を得ると、40分にトリンボリ選手がミレッティ選手に倒されて PK を獲得。これをトリンボリ選手がゴール右に決めてサンプドリアが逆転して前半を終える。
ハーフタイムで立て直したいユベントスだったが、サンプドリアに大きく傾いた流れを呼び戻すことはできない。
51分にプレレツ選手とフリックを回収したトリンボリ選手が DF ライン裏にスルーパス。これに反応したディ・ステファノ選手がゴール左下に決め、サンプドリアがリードを2点差に広げる。
ユベントスは直後の52分に左サイドを持ち上がったスーレ選手からのパスを受けたダ・グラサ選手の反転シュートが枠を捕らえたが、サンプドリアの GK アボガドロ選手が横っ飛びセーブでゴールを死守。
逆にサンプドリアは70分にプレレツ選手の裏のスペースへの走り出しからの折り返しを最後はイェペス選手がゴール右下に流し込み、試合の行方を決定づける。
結局、試合はこのまま 1-4 で終了。ユベントスは先制するも、サンプドリアに大量4失点を喫する手痛い逆転敗けとなった。
なお、ボネッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボネッティ監督:
「私達は自分たちがしたミスによる大きな代償を支払うことになりました。最終的な結果はサンプドリアが手にした決定機をほぼすべて活かされたのですから皮肉なことです。
確かに、この敗戦は喜べるものではありません。しかし、成長の一部となりますし、選手たちは今回の敗戦から多くを学ぶだろうと私は確信しています。
水曜日に試合はありますし、ポジティブさを持って再スタートを切ることができるでしょう」
先制するまでは良かったのですが、その後はサンプドリアにミスを突かれて失点する悪循環に陥って自滅する結果となりました。具体的にはトラップミスでボールが離れた所をハイプレスの餌食となり、決定機や PK を献上するという形でした。
トップチームに所属する選手でもトラップミスはしますし、これは批判の対象にはなり得ません。ただ、同点ゴールを許してから(実質的には)試合終了時まで「ミスを引きずってしまったこと」は反省する必要があります。
プレーが切れた際に「仕切り直し」と切り替えられるかがポイントになるでしょう。コッパ・プリマベーラで接戦を演じた相手に対し、試合の流れに飲み込まれてしまったことが悔やまれます。
プリマベーラの次戦は2月10日(水)に予定されているカンピオナート第9節ジェノア戦です。Bチーム(= U-23)が示した “反発力” をプリマベーラも披露することができるのかに注目です。