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Bチーム: ペトレッリのトリプレッタでピストイエーゼを 3-2 で下す

 2020/21 セリエC第12節が行われ、ピストイエーゼをホームに迎えたユベントス・Bチーム(= U-23)はペトレッリ選手の3得点を守り切り、3-2 で勝利しました。

画像:トリプレッタの活躍でチームを勝利に導いたペトレッリ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2020/21 セリエC第12節 ピストイエーゼ戦)
  選手名
GK 12: イスラエル
DF 33: デッリ・カッリ
15: カペッリーニ(→ 39' st. 4: トリアーノ)
3: コッコロ (C)
MF 18: ディ・パルド(→ 1' st. 26: バルビエリ)
6: ペーテルス
8: ラノッキア(→ 13' st. 29: モスティ)
17: F・コレイア
10: ファジョーリ
19: ラフィア(→ 26' st. 21: ヴリオーニ)
FW 7: ペトレッリ(→ 13' st. 11: ブリヘンティ)

 ザウリ監督は 3-4-2-1 を選択。先発メンバーは右 WB のディ・パルド選手と CF のペトレッリ選手の他は国際Aマッチデー期間による中断前の第9節ノバーラとほぼ同じ顔ぶれとなりました。

 

 試合は立ち上がりからユベントスが主導権を握る。

 10分にラフィアの縦パスに反応したF・コレイアの折り返しをファーサイドに詰めたペトレッリが難なく押し込み、ユベントスが1点を先制する。ペトレッリは24分に右サイドのディ・パルドにボールを預け、そこからのクロスをペナルティーエリア内に侵入して右足ボレーで合わせて2点目を奪取。

 ペトレッリは27分に相手からボール奪取に成功したラフィアからのラストパスを受け、滑り込みながらも右足シュートをゴール右下に決めて30分足らずでトリプレッタを達成。ユベントスのリードは3点に拡大する。

 防戦一方だったピストイエーゼは32分に左 CK が1度はクリアされるが、再度クロスを入れるとV・カミッレーニが頭で折り返したところをチェザリーニがオーバヘッドシュート。このシュートが決まり、3-1 と2点差に詰め寄った状態で前半を終えることに成功する。

 ユベントスの2点リードで迎えた後半で先にスコアを動かしたのはピストイエーゼ。48分にF・カミッレーニが入れた左 CK をロマニョーリがニアでフリックシュートを決め、1点差に迫る。

 しかし、試合は膠着。両チームは前半ほど相手 GK を脅かすような決定機を作り出せずに時間が経過する。

 ユベントスは76分に途中出場のヴリオーニが放ったロングシュートが相手 DF に当たって嫌らしいロブショットになったが、GK ビボーリに CK に逃れる好セーブで防がれてリードを広げることはできず。ヴリオーニは79分にエリア内で倒されたものの、主審はノーファールの判定。

 それでもユベントスも守備陣は集中力を切らさずに1点のリードを守り切って試合は 3-2 で終了。ペトレッリのトリプレッタを活かしたユベントスが勝点3を積み重ねることとなった。

 

 なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。

ランベルト・ザウリ監督:
「技術的そして積極性の観点から最初の30分は素晴らしいものでした。しかし、3-0 とした時は相手を試合に戻すことはできません。濃度の高い状態を保たなければ、不快感を募らせるリスクとなるからです。

 前半は私達が上手くサッカーができることを示しました。一方で後半は一瞬の困難を理解し、努力と実態を持ったプレーをすることができました。

 チーム全体が良いパフォーマンスを見せたこと、ペトレッリがトリプレッタを達成したことを嬉しく思います。彼がとても若い選手であることを忘れないで下さい。彼は昨年にひどい負傷を2度経験し、継続性を保てなかったのです。

 今年は偉大な人間性を持ってプロフェッショナルなカルチョの世界に入っていますし、経験豊かなチームメイトたちのサポートによる賜物でもあります。彼にとって、これは始点であって終点ではありません。グループは非常にタイトですし、目標は試合ごとに成長することです」

 

 ピルロ監督、パラティーチ CFO、ネドベド副会長らが視察に訪れていた試合で U-23 の若手選手が良いアピールをしたと言えるでしょう。特に(クラブ内育成選手である)ペトレッリ選手が輝きました。

 昨季までは “オーバーエイジ枠の選手” は必須でしたが、U-23 の選手が全員先発でも順調に勝点を獲得することができています。したがって、この流れを継続することが今後の課題となります。

 直近の試合では「追い付いて引き分けに持ち込んで勝点1を獲得する」という内容が続いてただけに、先制点を取って試合の主導権を握れたことが収穫です。次は「先手を取った上で試合を上手くコントロールすること」が目標になるはずです。

 

 Bチームの次戦は11月25日(水)に予定されているセリエC第10節グロッセート戦です。国際Aマッチデーの関係で延期となっていた試合であり、ターンオーバーを上手く使うことが鍵になるでしょう。

 ピストイエーゼ戦で手にした良い内容を継続することができるのかに注目です。