2020/21 セリエC第14節が行われ、プロ・パトリアと対戦したユベントス・Bチームはラノッキア選手のゴールを皮切りに3得点をあげ、3-1 で勝利しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ノッキ |
DF | 33: デッリ・カッリ 15: カペッリーニ 3: コッコロ (C) |
MF | 18: ディ・パルド 6: ペーテルス 8: ラノッキア(→ 19' st. 29: モスティ) 17: F・コレイア 10: ファジョーリ(→ 38' st. 4: トリアーノ) 19: ラフィア(→ 29' st. 26: バルビエリ) |
FW | 7: ペトレッリ(→ 19' st. 11: ブリヘンティ) |
ザウリ監督は 3-4-2-1 を選択。ラフィア選手が2シャドーの一角に復帰し、ペトレッリ選手やファジョーリ選手とともに攻撃陣を牽引する陣容で試合に臨みます。
試合は8分にファジョーリからのパスを受けたラノッキアが右サイドからカットインして左足シュート。これがファーサイドのネットを居抜き、ユベントスが1点を先行する。
対するプロ・パトリアは14分に縦パスを受けたラッテ・ラフが反転シュートを放つが、これは枠の左。25分にはニッコがロングドリブルで持ち上がってシュートも、これは GK ノッキが処理する。
ユベントスは37分にF・コレイアがラフィアとのワンツーで左サイドからペナルティーエリア内に侵入し、右足シュートでリードを2点に広げる。
後半で先に決定機を得たのもユベントス。51分にディ・パルドのクロスを中央で競り合ったペトレッリが背後から倒されて PK を獲得。ラフィアが蹴った PK はクロスバーを叩くが、落下したボールが GK グレコに当たってゴールイン。ユベントスのリードは3点に拡大する。
3点のビハインドを背負ったプロ・パトリアは60分にゴール前の混戦から複数の決定機を手にするが、GK ノッキを中心に守るユベントスから得点を決めれない。
しかし、68分にボッフェッリのロングフィードに反応したカステッリがトラップから右足シュートを決め、プロ・パトリアが1点を返すことに成功する。
一方のユベントスは72分にディ・パルドが対面したガッリに対する報復行為で一発レッド。ユベントスは残り時間を1人少ない状態で戦うことを余儀なくされる。
プロ・パトリアは攻勢を強めて勝点1を狙うが、ユベントス守備陣からゴールを奪うことはできず。結局、試合はこのまま 3-1 で終了。リードを上手く活用したユベントスが勝点3を積み重ねた。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「前半は良い試合をしました。リスクは非常に小さく、2得点を決めました。ですからハッピーです。残念な部分があります。最後は少しの混乱を招き、状況によってボールを上手く管理できませんでした。この点は改善する必要があります。
ですが、強くソリッドなチームを相手にその瞬間まではほとんど苦しまず、3点のリードを手にしていました。これはチームが前線でのクオリティー、後方でのソリッドさ、勝利の構築力を示したことになります。
それから、私達は少し低下し、彼らは優れたフィジカルを押し出しました。しかし、私達は上手く抵抗しました。選手たち全員が成長していますし、勝利を構築するグループです。
昨日、私はグループ全体を称賛しました。誰もがトレーニングでベストを尽くしており、分け隔てなく全員を満足させるためにです。
順位?私達は試合に勝つことに焦点を合わせています。そのためにプレーしていますし、リーグ戦は長丁場で私達は戦うために構築中です。グループはできることを信じていますよ」
順位の話が出ていますが、Bチームは14節を消化して7勝4分3敗で勝点25。首位のレナーテとは勝点差6の3位に位置しているからです。
8位のプロ・セストが勝点23で団子状態ではあるものの、上位に食い込んでいることは評価されるべきでしょう。だから、(リーグ戦での)タイトル獲得を意識しているかと水を向けられたのです。
発足3年目のBチームは「U-23 の選手を主体に戦って勝点が獲得できる」という目的を着実に遂行できるようになりました。選手の入れ替わりが他のチームよりも発生するため、今後はこの内容を維持できるかが課題となります。
Bチームの次戦は12月13日(日)に予定されているセリエC第15節アレッサンドリア戦です。次戦まで1週間の日程があるのは今季2度目であり、十分な準備をして事実上のダービー戦に臨み、勝点を獲得できるかが注目点でしょう。
年内最終戦は首位レナーテとの対戦も控えているため、良い形で冬季休暇を迎えるための弾みを付けられるのかに注目です。