延期となっていた 2020/21 セリエC第32節オルビア戦が行われ、ユベントス・Bチーム(= U-23)は1点を先制されるもコンパニョン選手のゴールで追い付き、試合は 1-1 の引き分けで終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は以下のとおりです。
選手名 | |
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GK | 12: イスラエル |
DF | 5: ドラグシン 13: アルチビアーデ (C) 16: アンツォリン(→ 27' st. 24: デ・マリノ) |
MF | 18: ディ・パルド 6: ペーテルス(→ 27' st. 14: コンパニョン) 10: ファジョーリ 8: ラノッキア(→ 15' st. 20: レオネ) 23: アケ |
FW | 11: ブリヘンティ(→ 15' st. 9: A・マルケス) 19: ラフィア(→ 32' st. 21: ヴリオーニ) |
ザウリ監督は 3-5-2 を選択。前戦レナーテ戦からはA・マルケス選手の代わりにラノッキア選手を先発に起用した他は同じ10選手を送り出して試合に臨みます。
最初に決定機を得たのはアウェイのオルビア。3分に最終ラインからのロングフィードをディ・パルドが頭で跳ね返し損ねたところをボール奪取したウドォが持ち上がってシュートもクロスバーを直撃。
対するユベントスは21分に深い位置でボール奪取に成功したラフィアがシュートの打てる角度までドリブルで侵入するが、オルビアの DF のスランディングタックルで防がれてしまう。
31分にはアンツォリンのクロスに中央でフリーのブリヘンティがヘディングで狙うもシュートは枠のわずかに右。ユベントスは絶好の先制機を逸してしまう。
ユベントスは42分にラノッキアのスルーパスに反応したアケにも絶好機が訪れたが、シュートは右のサイドネット。前半はユベントスが惜しいチャンスを作り出すもスコアを動かせず、0-0 で折り返すことになる。
試合が動いたのは後半の立ち上がり48分。オルビアは距離のある位置からビアンクが思い切って右足を振り抜くと、このシュートがゴール左に決まって1点を先制することに成功する。
オルビアは53分にもカウンターでユベントスゴールに迫ると、最後はラガツが左足でシュート。しかし、これは GK イスラエルのセーブとポストに阻まれて追加点とはならず。
オルビアのカウンターに脅かされてチャンスを作れていなかったユベントスは80分に左サイドでボールを受けたコンパニョンがカットインしてシュートを放つと、オルビアの DF アルボレダがフリックする形となりゴールイン。ユベントスが同点に追い付く。
だが、両チームともに勝ち越し点を奪うことができずに試合は 1-1 で終了。勝点1を分け合う結果となった。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「私達は順位を上げることになる勝点を持ち帰ります。この試合に勝利できなかったことは残念です。試合の前半に多くの得点機があったからです。不運にもビハインドを背負った後は結果を挽回するのは簡単ではありません。
1月に加入したコンパニョンのことを嬉しく思っていますし、彼は非常に良くフィットしています。
ヴリオーニの復帰も喜ばしいことです。ひどい怪我でシーズンの大部分を棒に振りましたから。しかし、今は復帰を果たしましたし、シーズンのフィナーレで大きな助けとなってくれるでしょう。
カンピオナートの残り2試合で、4チームがプレーオフ出場権の2枠を争う構図です。私達はその中にいますし、命運は私達次第です。非常に複雑なカンピオナートですし、その側面は追加のモチベーションとならなければなりません」
前半は決定機を立て続けに作り出すことができていましたので、そこで先行できなかった代償を支払うことになったと言えるでしょう。その中で勝点1を持ち帰ることができたのは収穫になるはずです。
残り2試合を残した状態でユベントスは勝点49で9位。対戦相手のオルビアは勝点46位の12位ですから、最後まで気を抜けない戦いになることは言うまでもありません。
Bチームの次戦は4月25日(日)に予定されているセリエC第37節カッラレーゼ戦です。勝点を獲得し、プレーオフ出場権をどれだけ手繰り寄せることができるかが課題となるでしょう。Bチームの奮闘に注目です。