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ロナウドの退団報道とユベントスの懐事情

 2022年夏まで現行契約があるロナウド選手の移籍報道が盛んに出るようになって来ましたので、ユベントス側のクラブ事情などを確認することにしましょう。おそらく、今シーズン中に何らかの動きがあると思われます。

画像:ユベントスでの選手キャリアが岐路に差し掛かっているロナウド
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■ 2021年夏に現行契約が残り1年となるロナウド

 メディアが盛んに『ロナウド選手の去就報道』を伝えるようになった理由は「現行契約が今季終了後に残り1年となるから」です。

 契約が満了した選手はフリーとなるため、クラブは「移籍金なし」で獲得が可能です。選手を獲得する際は「移籍金を支払って引き抜く」形態が基本であり、投資分を回収するためにどのクラブも無償での放出は避ける動きを採ります。

 ロナウド選手は2018年夏に4年契約でユベントスに加入しました。2021年夏に「現行契約が残り1年」となるため、クラブ側が「ロナウド選手との契約をどうするか」を決断しなければならない立場に置かれているのです。

 

■ ロナウドの年俸が重荷になっていることは否定しようのない事実

 ユベントスが『ロナウド放出』を決断する大きな要因になり得るのは「選手の高年俸」でしょう。

  • 移籍金: 約1億ユーロ
    • レアルへは2年分割で支払い済み
    • 会計上は「年2500万ユーロ」で残額は1年半分
  • 人件費: 税込で年間約5500万ユーロ
    • 推定年俸は約3100万ユーロ
    • 残りはクラブが負担する税金分

 コロナ禍に見舞われている現状で「年間8000万ユーロの事業費は重い」と言わざるを得ません。これはクラブ側が沈黙を貫いていることが根拠になります。

 なぜなら、昨季は余剰人員を抱えていることをメディアから批判されたパラティーチ CFO が「経営面への問題はない」と反論していたからです。今季は昨季以上にメディアが書き立てていますが、何の音沙汰もありません。

 ロナウド選手の去就は上場企業であるユベントスの株価に影響を与える要因であるため、経営陣が去就を口にしずらい立場です。ただ、「ロナウドは現行契約を満了する」とも言い切れない事情があると見ておくべきでしょう。

 

■ 2500万ユーロ以上で売却した分だけクラブ収益として計上が可能

 金銭面での話をしますと、ロナウド選手を売却するならユベントスは『減価償却の残高を上回る金額』で放出することがノルマです。そうすることで、差額がクラブ収益として計上することができるからです。

 2021年夏だと、ロナウド選手の減価償却は残り2500万ユーロ。5500万ユーロの移籍金で売却した場合、ユベントスは『3000万ユーロのプラス収益』を会計で計上することになります。

 ロナウド選手は1985年2月生まれの35歳。圧倒的なマーケット・バリューを持っている稀有な選手であるため、獲得に興味を示されないことはないでしょう。

 ユベントスは「ロナウド選手を使ってスポンサーを呼び込む」という “商業面のミッション” はすでに達成済みですし、残り1年半で契約期間中に『好条件のスポンサー契約』を新たに締結する可能性は(昨今の世界的な経済情勢が加味されることもあり)極めて低いと考えられます。

 それなら、クラブと選手双方にとって『円満な離婚方法』を模索することが最善と考えることはできるでしょう。

 

 ユベントスが悲願であるチャンピオンズリーグ制覇ができていないことは事実ですし、ロナウド選手の存在が決定打になる可能性は十分にあります。ただ、サッリ前監督・ピルロ監督の守備が脆弱になったことで達成が困難になったとも言えます。

 沈黙を貫いている両者がどのような決断を下すのかに注目です。