Ｂチーム：サヴォナとダミアーニのゴールでプレーオフ・グループ1回戦を突破

2023/24 セリエＣのプレーオフ・グループ1回戦が行われ、ホームにアレッツォを迎えたユベントス・Ｂチーム（= Next Gen）はサヴォナ選手とダミアーニ選手のゴールで 2-0 の勝利を手にし、グループ2回戦に駒を進めました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

ブランビッラ監督は 3-4-2-1 を選択。リーグ戦の最終盤で起用されていた選手達が先発に名を連ね、前線の CF にはチェッリ選手が配置される布陣で試合に臨みます。

最初にネットを揺らしたのはユベントス。13分にノンジェの持ち上がりから左サイドに展開するとチェッリからのクロスにセフロフが右足ボレーで合わせる。だが、VAR でノンジェのボール奪取がファールと判定されてゴールは取り消されてしまう。

ユベントスはその後もローヒやハサがアレッツォのゴールに迫るも得点を奪うことはできず。

防戦が続くアレッツォは37分にセテンブリーニが距離のある位置から思い切ったロングシュート。だが、ボールは枠の左へと逸れてスコアを動かすことはできない。

42分にはペナルティーエリア手前からエクルがミドルシュートで狙うもボールはまたも枠の左。前半は両チームともに均衡を破れず、0-0 で終了する。

ハーフタイムでの修正策が機能したのはアレッツォ。後半開始から5分間で速攻から立て続けてに決定機を得るも GK ダッファラの牙城を崩すまでには至らず。

均衡が崩れたのは71分。ユベントスは左サイドからローヒが FK を入れると、セテンブリーニのハンドを誘発。VAR の介入でユベントスが PK を獲得する。ユベントスはこの PK をサヴォナがゴール左下に決め、1-0 と先手を取る。

ビハインドを背負ったアレッツォは75分過ぎからパッタレッロやグッチオーネが決定機を手にしたが、GK ダッファラに阻まれてスコアを動かすことはできず。

2点目を奪って勝負の行方を決したいユベントスは後半アディショナルタイムの98分にムバングラが右サイドを突破。最後は攻め上がって手薄になった中央でダミアーニがシュートを決めて 2-0 とし、2-0 でプレーオフ・1回戦の突破を決めた。

なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。

マッシモ・ブランビッラ監督：
「試合のコントロールという点で成熟を示しました。突破のためには私達が得点しなければならない受け身を試合をアレッツォが行い、私達は上手くボールを管理していたからです。

後半はアレッツォがプレッシャーを強めて来ました。先制した後にリスクに直面していましたし、これは改善したいと思います。VAR は審判員を補助するものです。彼らは私達から奪い、そして返却して来ました。

結果には満足しています。常に努力してきた選手達の成長の賜物です。難しいシーズン前半戦を終えた段階ではプレーオフ進出を望むことは簡単ではありませんでした。方針転換をさせたのは選手達の資質が現れた時です。

統計は確認していますが、それに左右されることはありません。次戦のペスカーラ戦ではオープンにプレーするでしょう。調子は良いですし、ジェッラも戻ってくると思います。

ペドロ・フェリペは移籍最終日の加入でしたし、調子を取り戻すまでに時間を要してしまいました。状態が上がってからは守備力を充填し、喜ばしいサプライズになりました。並外れた選手ですし、謙虚で学習能力があり、素晴らしい資質を有しています。

クラブは選手達を良く知っていますし、誰をトップチームに引き上げるかの評価を下すでしょう。選手の成長を手助けすることが主目的です。さあ、数日後の次戦に向けて集中しましょう」

一発勝負かつ引き分けの場合はリーグ戦上位が勝ち抜けとなるため、先手を取る積極性を示して試合を優位に進めて（相手にリードを許すことなく）勝ち切ったことが収穫でした。

先制点は取り消され、相手チームのレッドカードはイエローに変更され、セットプレーからの競り合いでのハンドで PK が与えられると VAR による介入が大きく影響したことは事実です。

ただ、セリエＡやセリエＢでは VAR による介入は日常茶飯事です。プレーオフ最初の試合でそのことが経験できたことは “若い選手達” にとって良い経験になるでしょう。

Ｂチームの次戦は5月11日（土）に予定されている 2023/24 セリエＣプレーオフ・グループ2回戦のペスカーラ戦です。

ペスカーラはレギュラーシーズン6位。引き分けの場合はペスカーラがラウンド突破となるため、この先は下克上が要求されることになります。若いユベントスの選手達が挑戦者としてどのようなプレーを見せるのかに注目です。

NO JUVE, NO LIFE!!