『トゥット・スポルト』によりますと、来夏に移籍することが既定路線となっているヴラホビッチ選手の判断がモラタ選手の去就を左右するとのことです。ヴラホビッチ選手の希望次第と言えるでしょう。
フィオレンティーナに所属するヴラホビッチ選手は2000年1月生まれの21歳。2020/21 シーズンにセリエAで21得点を決め、評価を高めた左利きの CF です。
現行契約は2023年までであり、フィオレンティーナは契約延長交渉を行ったものの合意には達せず。オーナーのコミッソ氏がファン向けのレターで不満を公言する事態となっています。
そのため、2022年夏の移籍市場でヴラホビッチ選手が移籍することは既定路線と言えるでしょう。
移籍先の候補として名前が出ているユベントスは CF としてモラタ選手がいますが、2022/23 シーズンもチームに残っている保証はありません。だから、ヴラホビッチ選手の移籍先候補となっているのです。
その理由はモラタ選手の契約です。
- 獲得費: 総額5500万ユーロ
- 2019/20 シーズン: 1000万ユーロ(レンタル料)
- 2020/21 シーズン: 1000万ユーロ(レンタル料)
- 2021/22 シーズン: 3500万ユーロ(買取オプション)
モラタ選手を来季以降もチームに残す場合、ユベントスは現行契約に付随する3500万ユーロの買取オプションを行使することが現実的な選択肢です。
ただ、このオプションを行使するかはギリギリまで待つことになるでしょう。なぜなら、この額(= 3500万ユーロ)よりも安価でヴラホビッチ選手を獲得できるなら、モラタ選手に拘る必要は少ないからです。
まずはヴラホビッチ選手が移籍先にどのクラブを選択するかです。また、ユベントスの現有戦力の成績によっても左右されることは事実です。
若手注目株のヴラホビッチ選手に去就問題が起きていることを頭の片隅に入れておいて損はないと思われます。