ユベントスは公式サイト上で2020年6月30日までとなっていたブッフォン選手とキエッリーニ選手の契約を1年延長し、2021年6月末までになったと発表いたしました。
ユベントスは 2019/20 シーズンが開幕した時点で “シーズン終了時に現行契約が満了する選手” が5選手(= ブッフォン、ピンソーリョ、キエッリーニ、マテュイディ、クアドラード)いました。
最初にクアドラード選手が契約を2022年まで延長。ピンソーリョ選手も1年延長なり、マテュイディ選手はクラブがオプションを行使。残すは前キャプテンのブッフォン選手と現キャプテンのキエッリーニ選手だけという状況でした。
去就が注目されたキャプテン経験者は2選手とも2021年まで契約を延長。結果として今夏にユベントスのトップチームから「契約満了」を理由に退団する選手は発生しないことになります。
ブッフォン選手の立場は来季も「第2GK」となるはずです。セリエA出場記録などでメディアが騒ぐ可能性もありますが、「選手キャリアが1年延びた」のですから、サッリ監督が変に配慮する必要が消えたことはプラスに作用するはずです。
一方のキエッリーニ選手は「前十字靭帯の断裂からの復帰度合い」によって来季の立ち位置が決まるでしょう。
コロナ禍による中断が発生する前に復帰はしましたが、加速力などからは状態不良を伺わせる内容でした。過密日程の状況下でルガーニ選手が全く起用されていないことは気がかりですが、キエッリーニ選手にもプレー機会は巡ってくるはずです。
そこでのパフォーマンスによって来季の CB 陣容が固まるため、序列の何番手に収まることになるのかが注目点と言えるでしょう。
2021年まで契約を延長したブッフォン選手とキエッリーニ選手の実績は十分です。選手キャリアが1年延びたことで実績への評価は大きくは変わらないはずです。その中で残された大きなタイトルであるビッグイヤーを掲げることができるのかに注目です。