ユベントスは公式サイト上で MF シモーネ・ムラトーレ選手がアタランタに完全移籍すると発表いたしました。なお、移籍金は4年分割700万ユーロとのことです。
ムラトーレ選手は1998年5月生まれの22歳。ユベントス下部組織出身の MF で昨シーズンから発足したBチーム(= U-23)で2シーズンに渡って籍を置いていました。
ユベントスは6月29日付でムラトーレ選手の選手登録権を4年分割700万ユーロでアタランタに売却。680万ユーロのプラスの経済効果が得られることも報告されています。
アタランタも公式サイト上で「ムラトーレ選手の獲得」を発表していますが、両クラブともに「7月1日以降のムラトーレ選手の扱い」についての言及はありません。ただ、アタランタの練習場であるジンゴニアで加入の意気込みを語っています。
したがって、7月1日以降はアタランタのトレーニングに合流する可能性が高いと言えるでしょう。
なお、ユベントスがムラトーレ選手の保有権を手放した理由は「クラブ内育成枠を満たす MF が他にもいるから」だと思われます。
- 2000年生まれ
- ポルタノーバ(ユーヴェB・セリエC)
- ニコルッシ(ペルージャ・セリエB)
- 2001年生まれ
- ファジョーリ(ユーヴェB・セリエC)
アッレグリ監督に目をかけられていたニコルッシ選手がペルージャで19試合・1326分に出場し、1ゴール・5アシストと結果を残しています。
また、ファジョーリ選手がニコルッシ選手と同じ成長曲線を描いていることから、ムラトーレ選手の放出を固辞する理由が少なかったのだと考えられます。
アタランタに移籍することを決断したムラトーレ選手にはユベントスのフロント陣が買い戻しを検討するぐらい大きな成長を見せて欲しいと思います。シモーネの新しい旅路に幸運を。