ニコロ・スキーラ記者や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスの若手超有望株であるハイセン選手に対し、レヴァークーゼンやニューカッスルが獲得に乗り出しているとのことです。
両クラブともに「今夏の移籍市場での CB の補強」が必要となる可能性が高いため、今後の展開を注視する必要があるでしょう。
ハイセン選手への関心が報じられた2チームは以下の CB 事情を抱えています。
- レヴァークーゼン： 主力 CB が引き抜かれる可能性
- ター（28歳）との現行契約が2025年夏まで
- バイエルンが獲得オファーを出すも、提示額が低いことを理由にレヴァークーゼンが拒否
- ニューカッスル： 主力 CB の2選手が負傷離脱中
- ボトマン（24歳）が2024年3月下旬に前十字靭帯を断裂
- 主将のラスセルズ（30歳）が2024年3月末に前十字靭帯を断裂
レヴァークーゼンは「バイエルンから『ター選手の移籍金』として『ハイセン選手を獲得できるだけの金額』を提示された場合に備えての動き」でしょう。
「ユベントスは3000万ユーロ前後の移籍金でハイセン選手を手放す」と予想されることから、「バイエルンがター選手の獲得にどのぐらいの移籍金を費やすか」で事態は動き出すと考えられます。
その一方でニューカッスルは CB 事情が切迫しています。今年の3月下旬に主力の CB が2人続けて前十字靭帯を断裂。2024/25 シーズン前半戦の欠場が確定的となりました。
ニューカッスルは 2024/25 シーズンの UEFA 主催大会への出場権は逸していますが、過密日程で知られるプレミアリーグを “主力 CB を2人欠いた状態” で乗り切った上で結果を残すことは非現実的です。
だから、ガゼッタ紙が「ニューカッスルがガッティ獲得に興味を示している」と報じる状況にまで発展しているのでしょう。
ユベントスの強化担当部門は「ハイセン選手をニューカッスル以外のクラブに売却」し、「ガッティ選手をニューカッスルに売却」する青写真を描いていることでしょう。“両選手の売却益” はボローニャからカラフィオーリ選手を引き抜く軍資金になるからです。
“CB に偏りがある現在の DF 陣” をジュントリ FD が今夏の移籍市場でどのように調整するのかに注目です。
