イタリア保健局が発表している新型コロナウイルスの感染確認者などの情報をグラフ化しましたので紹介いたします。ロックダウン(= 都市封鎖)の効果で新規感染者や重症者の減少が続いています。
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- 4月5日〜11日(7日間平均)
- 新規患者(1日あたり): 3949
- 死亡者(1日あたり): 587
- 重症者(ICU): 3692
- 4月2日〜18日(7日間平均)
- 新規患者(1日あたり): 3380 (-569, -14.4%)
- 死亡者(1日あたり): 537 (-50, -8.5%)
- 重症者(ICU): 3050 (-642, -17.4%)
イタリアでの「1日の感染確認者」のピークは3月21日。そこからは徐々に新規感染確認者の数は減少しています。
集中治療室に入る重症者のピークは4月初旬で、当時は該当者が4000人を超えていました。4月第2週からは「減少」に転じていますから、経済再始動に向けた機運が高まるのは自然なことと言えるでしょう。
人口が日本の半分であるイタリア(約6060万人)では新型コロナウイルスによる死者が2万人を超えています。政府の補償がないのですから、「開き直って経済活動を再開させた方がマシ」と考える人が増えるのは当然です。
抗体検査に向けて動いている中で、イタリアがどのような政治判断を下すのかに注目です。