『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによりますと、セリエA再開に向けた調整を行うためにイタリア国外に滞在中の選手に対するクラブからの帰還指示にイグアイン選手が難色を示しているとのことです。騒動になる可能性もあるでしょう。
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イグアイン選手は「病気を患った母親に寄り添いたい」との理由で3月中旬にアルゼンチンに帰国。そのまま、母国アルゼンチンに留まっています。
イタリアでの新型コロナウイルスが猛威を振るっている状況ですから、この判断は妥当なものです。ユベントスに所属するブラジル人選手も帰国しており、“個人” が最大の庇護を受けられる母国に戻ることは当然です。
ただ、「セリエAが再開される」となると『クラブとの契約』が効力を発揮します。イグアイン選手はユベントスと契約を締結しており、正当な理由がなくプレーを拒むことは債務不履行になります。
もし、イグアイン選手がイタリア帰還に難色を示すなら、ユベントスは「給与支払いの拒絶」か「罰金」で対応するでしょう。
ちなみに、イグアイン選手の現行契約は2021年まで。獲得に費やした移籍金の残り減価償却費1800万ユーロと推定年俸750万ユーロ(および税金)がユベントスの負担分です。コストパフォーマンスを考えると「損切り」を検討すべき状況です。
セリエA再開に向けた動きが本格化する時期とその際の選手の動向に注目です。