2019/20 セリエＣ第25節が行われ、ホームにアルビノレッフェを迎えたユベントス・Ｂチーム（= U23）は1点を先行されるもデル・ソーレ選手のゴールで追い付き、1-1 で引き分けました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 22: ロリア |
| DF | 18: ディ・パルド 33: デッリ・カッリ 13: ムレ 24: フラボッタ |
| MF | 6: ペーテルス（→ 13' st. 8: ポルタノーバ） 5: ムラトーレ (C) （→ 35' st. 15: Ｉ・トゥレ） 32: ウェズレイ（→ 13' st. 21: ヴリオーニ） 7: マルキ（→ 24' st. 19: ラフィア） 17: ザニマッキア（→ 1' st. 27: デル・ソーレ） |
| FW | 9: ブルノーリ |
ペッキア監督は 4-2-3-1 を選択。ブルノーリ選手を最前線に配置し、2列目のウェズレイ、マルキ、ザニマッキアの3選手がサポートに入る布陣で試合に臨みます。
試合が動いたのは7分。アルビノレッフェは右サイドで FK を得ると、ジェノブリエが入れたクロスをモンドニコがヘディングで叩きつけたシュートをネットに突き刺し、アウェイチームが1点を先制する。
アルビノレッフェは20分に再び右サイドで得た FK から今度はユベントス守備陣のクリアボールを回収したシビッリが左足で低い弾道の枠内シュートを放つ。しかし、これは GK ロリアが好セーブで CK に逃れ、追加点とはならない。
対するユベントスは28分にハイボールをファールぎりぎりの接触プレーでキープしたマルキの落としからパスを受けたブルノーリが右45度の位置から枠内シュートを放つが、こちらも相手 GK の好守に阻まれてしまう。
前半を 0-1 と1点のビハインドで折り返したペッキア監督は後半開始と同時にデル・ソーレを投入。また、60分までに計3選手を投入して、攻撃陣のテコ入れを図る。
この姿勢が実ったのは75分。ユベントスはムラトーレが中央をドリブルで持ち上がると、左サイドに開いたブルノーリに展開。そこからのグラウンダーのクロスを中央で詰めたデル・ソーレが押し込み、1-1 の同点に追いつく。
ユベントスは85分に途中出場のポルタノーバがロングドリブルでボールを持ち上がり、ラフィアからのラストパスを受けたヴリオーニがトラップからのシュートを狙うも上手く処理することができずに逆転の機会を逸してしまう。
結局、この後は両チームともにスコアを動かすことはできず。試合は 1-1 で終了し、勝点1を分け合う結果となった。
なお、ペッキア監督は試合後に次のようにコメントしています。
ファビオ・ペッキア監督：
「私達はアプローチの代償を支払うことになりました。後半の終わり際はプレーが良かったからです。
新加入の選手たちを取り入れて仕事に励んていますし、チームのバランスを保とうとしています。新加入選手やポルタノーバ、デッリ・カッリの内容に私は満足しています。
水曜日には別のチームが必要です。戦術とメンタルの面から異なった試合になることが予想されるからです」
試合の入り方に失敗し、ビハインドを背負った状況に陥ったことは反省点です。水曜日のコッパ・セリエＣに比重を置いたメンバー選考が働いたものと想定されますが、リーグ戦での余裕はなくなりつつあると言わざるを得ないでしょう。
ユベントス・Ｂチームは6勝12分7敗の勝点30。プレーオフ圏内の10位が勝点32ですから、挽回は可能な順位です。
ただ、シーズン中盤戦を迎えたあたりから失速しており、勝点獲得に苦しみようだと「降格プレーアウト」に巻き込まれることも現実的な状況です。先手を取った試合運びができていない状態ですから、この部分をどう改善するかが課題となるでしょう。
Ｂチームの次戦は2月12日（水）に開催予定のコッパ・セリエＣ準決勝フェラルピサロ戦です。ファーストレグを 0-2 と落とした状況で迎える第2戦ですが、相手は公式戦4連勝と好調を維持しています。
引き分け延長に持ち込めただけでも大きな自信となるでしょう。ペッキア監督がチームにどのような修正策を施すのかに注目です。
