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Bチーム: マルキの “恩返し” となる PK 2発で首位モンツァに 1-2 の逆転勝ち

 2019/20 セリエC第26節が行われ、アウェイでモンツァと対戦したユベントス・Bチームは1点を先行されるもマルキ選手の PK 2発による 1-2 で逆転勝ちしました。

画像:PKを2本決めたマルキ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2019/20 セリエC第26節 モンツァ戦)
  選手名
GK 22: ロリア
DF 18: ディ・パルド
13: ムレ
3: コッコロ
20: ベルアット(→ 1' st. 24: フラボッタ)
MF 5: ムラトーレ (C)
15: I・トゥレ
17: ザニマッキア(→ 40' st. 6: ペーテルス)
19: ラフィア(→ 18' st. 14: A・マルケス)
8: ポルタノーバ(→ 1' st. 7: マルキ)
FW 9: ブルノーリ(→ 14' st. 27: デル・ソーレ)

 ペッキア監督は 4-2-3-1 を選択。ミッドウィークにコッパ・セリエC準決勝を戦った関係で先発連戦となったのはディ・パルド、I・トゥレ、ポルタノーバ、ブルノーリの4選手という陣容で試合に臨みます。

 

 試合は2分にモンツァのレポーのロングシュートが枠を捉え、それをユベントス GK ロリアが右手で弾き出して CK に逃れる展開で幕が上がる。

 対するユベントスは7分にラフィアの浮き球パスに反応して抜け出したザニマッキアが左足シュートを枠に飛ばすが、これはモンツァの GK ラマンナがストップ。

 試合が動いたのは23分。複数回の決定機を作り出していたモンツァは左サイドの深い位置で FK を得ると、モロジーニの入れた低い弾道のクロスから生じたルーズボールをフィノットが押し込み、ホームのモンツァが1点を先制する。

 ユベントスは44分に左サイドを突破したポルタノーバの折り返しをザニマッキアが合わせるも、これは GK ラマンナにシュートを当てる形となってゴールとはならず。前半は 1-0 とモンツァがリードして折り返すことになる。

 後半開始と同時の2枚代えなど攻撃陣を入れ替えていたペッキア監督の姿勢が実ったのは73分。ムラトーレからのパスを受けたマルキがパレッタを交わした場面でパレッタがボールに覆い被さったことでハンドによる PK が宣告。これをマルキがゴール左に決め、ユベントスが同点に追い付く。

 するとゴール直後の76分にはスペースへのスルーパスに反応したマルキがペナルティーエリア内でパレッタに倒されてまたも PK を獲得。これをマルキがゴール左上に蹴り込み、ユベントスが逆転に成功する。

 逆転されたモンツァは82分に右サイドからの折り返しを受けたモスティのシュートが枠を捉えたが、これは GK ロリアが好セーブ。89分には左サイドで得た FK からゴール前に選手がなだれ込むが、ゴールを決めることはできず。

 結局、試合はこのまま 1-2 で終了。ユベントスが逆転勝ちで勝点3を獲得した。

 

 なお、試合後にペッキア監督は次のようにコメントしています。

ファビオ・ペッキア監督:
「結果は私達に報いるものでしたが、非常にオープンで美しい試合でした。最初の最も重要なゴールは私達のボールでしたし、自らゴールも決めました。モンツァに2点目の機会もありましたが、私達は最後まで戦いました。

 全体を通してだと引き分けもあり得たと思いますが、選手たちにとっては重要な賞となりました。

 数日前から偉大な努力をして来ましたし、異なるカテゴリーを戦うためにすべてを有している非常に強いチームを相手に繰り返したことは私達にさらなる信頼を与えなければなりません」

 

 来季はセリエBで戦うことが “当確” と言えるモンツァと対戦したため、流れの中ではモンツァが決定機を多く作り出していました。

 ただ、カウンターを中心に応戦し、途中出場したマルキ選手の経験が活きる結果になったと言えるでしょう。モタ選手と交換トレードの形でモンツァからユベントスに加入したマルキ選手がパレッタ選手から2つの PK を獲得し、勝点3を獲得したのですから、強烈な恩返しとなりました。

 Bチームはカップ戦準決勝でのフェラルピサロ戦やリーグ首位のモンツァ戦と公式戦2試合連続で上位チームを相手に結果を残すことに成功しています。この試合内容をどこまで継続できるかがポイントになるでしょう。

 

 Bチームの次戦は2月23日(日)に予定されているセリエC第27節ピアネーゼ戦です。リーグ戦でも2試合連続で良い結果を残すことができるのかに注目です。