2019/20 カンピオナート・プリマベーラ第11節が行われ、トリノをホームに迎えたユベントスはドラグシン選手のゴールで先制するも追い付かれ、試合は 1-1 の引き分けに終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: イスラエル |
DF | 2: バンデイラ 5: ドラグシン 6: ゴッツィ・イウェル 3: アンツォリン (C) |
MF | 8: アハマダ 4: レオネ(→ 20' st. 18: セクロフ) 10: ファジョーリ 7: トンギャ(→ 38' st. 20: ダ・グラサ) |
FW | 11: パブロ・モレーノ(→ 20' st. 19: セネ) 9: ペトレッリ |
ザウリ監督はミッドウィークに行われたジェノア戦と同じ 4-3-1-2 を選択。セネ選手に代わってパブロ・モレーノ選手が先発に名を連ねた他は同じメンバーでトリノとのダービー戦に臨みます。
先手を取ったのはユベントス。5分にアンツォリン選手の入れた左 CK に中央でドラグシン選手が高い打点のヘディングシュートで合わせて先制点を奪うことに成功する。
リードを得たユベントスはボールを保持し、トリノは虎視眈々とカウンターを狙う中で時計の針が進む。
この均衡が破れたのは37分。トリノはアダポ選手が右サイドを持ち上がってクロスを入れるとモレオ選手がスルーして背後に詰めていたラウティ選手がシュート。これはイスラエル選手がセーブしたが、こぼれ球をグレコ選手が押し込んでトリノが 1-1 の同点に追い付く。
後半も前半と似た展開で時間が進む中、ユベントスがチャンスを手にする。62分にファジョーリ選手がクロスにパブロ・モレーノ選手がニアに飛び込んでシュートを放つも、トリノ守備陣が身体を張って CK に逃れ、勝ち越しとはならず。
ユベントスは87分にトリノのクリアが乱れたところをペトレッリ選手がボール奪取に成功し、左サイドを駆け上がって中央にクロスを入れる。走り込んだセネ選手に決定機が訪れたがシュートを打つまでのトラップに時間を要したことでトリノの DF 陣に防がれてしまう。
対するトリノは右サイドからクロスに逆転の活路を見出そうとするが、93分にガレット選手が放ったシュートはユベントスの GK イスラエル選手の正面を突いたため、こちらも勝ち越しとはならず。結局、後半はスコアが動くことなく、1-1 の引き分けで試合は終了した。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督:
「私達は普段どおりの試合をすることを試みました。トリノはそれを許容していたものの、後半は閉じられていたこともあり、私達のボールは少し遅かったように感じます。
最後に勝利する輝きを逸してしまいましたが、プレーの表現からは勝利に値したと思います。
チームが成長し続けていることを感じさせる良い試合でした。勝利できなかったことに少しの後悔があります。ですが、次戦から成長するために私達はページをめくらなければなりません。多くの課題が私達を待っているのですから」
攻め切って相手 GK に多くの対応を強いていたのはユベントスですから、ザウリ監督が悔やむのは当然のことです。また、後半に勝ち越すチャンスを2度も作り出せていたことも、後悔を大きくする要因と言えるでしょう。
ただ、試合の内容は悪くはなかったですし、良い方向に向かっていると評することができます。
プリマベーラの次戦は12月11日(水)に予定されている UEFA ユースリーグ第6節レバークーゼン戦です。首位通過を決めているため、主力選手は温存される形になるでしょう。ザウリ監督がどの選手にプレー機会を与えるのかに注目です。