セリエCに所属するモンツァは公式サイト上でユベントス・Bチーム(= U-23)からモタ選手を獲得したと発表いたしました。チーム内得点王を引き抜かれることになるため、ユベントスにとっては痛手と言えるでしょう。
ダニー・モタ・カルバーリョ選手は1998年5月生まれの21歳。U-21 ポルトガル代表に招集されている FW で、今季開幕前にV・エンテッラからユベントスに完全移籍で加入していました。
2018/19 シーズンはV・エンテッラで35試合に出場し、12得点5アシスト。チームとともにセリエBに昇格することが既定路線と見られていましたが、夏にユベントス・Bチームに移籍。今季は20試合で7得点2アシストと攻撃陣を牽引しています。
上述の活躍を続けているため、セリエCのグループAで自動昇格を決める可能性が高いモンツァが来季以降を見据えてモタ選手の獲得を決めたのでしょう。
モンツァは今季終了時までの期限付き移籍でモタ選手を獲得。「特定の要件が満たされた場合は買取義務が発動する条項が付随している」との言及があるため、完全移籍に切り替わる可能性が高いと思われます。
ユベントス・Bチームを率いるペッキア監督にとっては痛手でしょう。最近の試合では(対策が施されたために得点が止まっているとは言え)チーム内得点王を引き抜かれることになったからです。
Bチームが20試合を消化した時点で獲得した勝点は昨季と同じ24です。チーム発足初年度で手探り状態だった昨シーズンよりも勝点を多く稼ぐことはノルマですから、攻撃陣の再構築は喫緊の課題となるはずです。
ペッキア監督がチーム全体をどのように再構築するのかに注目です。